足育お勧めの靴は「靴紐がしっかりとある靴」なのですが、小さな子どもに靴紐を結ばせるというのはちょっと大変なこと。
ですので、ファーストシューズからしばらくは「ダブルマジック」の、マジックテープが2本あって、しっかりと止められる靴をお勧めしているのですが、ヨーロッパでは基本的に靴紐ありの靴を履かせるタイミングはとても早いです。
元々足育文化が根付いている国では、靴紐の方がしっかりと足と靴を止められることを理解しているため、出来る限り靴紐ありの靴の方が良いということを知っているのです。
そんな大切な靴紐は、実はスポーツ選手にとっても大切な物。
小さな頃からスポーツをさせることは足育にとって、とても良い事なのですが、それで怪我をしてしまっては元も子もありません。
足を守って足を育てるために、今一度靴紐について考えてみましょう。
足育先生の元に相談に来るスポーツ選手は、皆さん靴紐を大体1か月毎に交換しています。
なぜかというと、靴紐というのは「サポーター」の役割を果たすもので、足の動きに合わせて伸ばされたり、引っ張られたりするため、どうしても伸びていってしまうのです。
そのため、1か月もするとどうしてもくたびれてしまうため、足を酷使するスポーツ選手には靴紐を毎月変えることをお勧めしています。
では、そんな重要な役割を果たす靴紐。
どんなものがおすすめかと言うと、「平紐で綿100%」の物。
市販の靴紐の大半は化学繊維でできており、また、丸紐がほとんど。
綿は化学繊維よりも摩擦力があり、サポート力があります。
また、化学繊維よりも伸びにくいという特徴があります。
そして、丸紐は平紐に比べてやはり滑りやすいため、できる限り平紐を選んだ方がよりパフォーマンスが上がります。
因みに、足育先生のおすすめは『なるべく太い平紐で、綿100%で、ご自分の好きなカラーの靴紐』。
色によって力が出やすい、出にくい、緊張しやすい、緊張しにくいなどといったことが、不思議なことに起こります。
カラーセラピーのようなものになりますが、どうせなら好きな色、自分が一番力が出る色を選ぶと良いでしょう。
どうしても飛んだり跳ねたりする競技は、走っているだけの競技などに比べて膝に負担がかかります。
また、本気でスポーツに取り組めば取り組むほど、それだけ負荷がかかるのは当然です。
そうした負担は靴そのものだけでは防ぎきれないこともあり、足育では靴紐を上記のような綿100%の平紐にする他に、+αでインソールを入れることもお勧めしています。
インソールも多種多様な物がありますので、自分のやっている競技に適した物や、自分の今の状態に合った物を専門家に相談して決めるのがベストです。
特に、足関係の怪我で多い「捻挫」が多い場合は、靴や足の状態が良くないケースがほとんどですので、2回、3回と繰り返す前に、一度しっかりと靴や足の状態を専門家に相談することが大切でしょう。
毎日練習している熱心な選手ほど、どうしても靴紐に負担がかかり、1か月経つか経たないかくらいで伸びていってしまいます。
外反母趾で相談に来た選手も、長く靴紐を交換していなかった方で、靴紐を月一で交換するようになってから改善されたというケースもあります。
ですので、靴紐は月一で交換することをお勧めしています。
とはいえ、大切な試合などがある場合、その前日に靴紐を交換してしまうと、締まりが良くなって若干の違和感が出る可能性があります。
練習通りの、慣れた感覚で試合に挑めるようにするためにも、靴紐は試合の1週間前に交換して、少し慣らすのも大切なこと。
もし、「太い平紐で、綿100%の靴紐なんか売っていない!」という場合は、靴のやまごんにて取り扱っていますので、ぜひご相談ください。
子どもの成長・発達には、土台となる『足』の正しい成長『足育』が欠かせません。
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