足の指が浮いていると足は遅くなる?
普段、特に意識したとことはないかと思いますが、実は私たちは、足の指を使って踏ん張ることで姿勢を保ち、歩いたり走ったりすることができるのです。
では、足の指がしっかりとつかえていない状態、“浮き指”になってしまった場合はどうでしょう?
浮き指とは
浮き指とは、足の指が地面に接地しない状態のことを言います。
足の指それぞれ全てが地面に接していることが、理想のフットプリントの条件のひとつであると以前お話ししましたが、浮き指は、かかとに体の重心が移動していて、足の指が地面から離れた状態になってしまっています。
浮き指は、それ自体痛みもなく歩けてしまうので、自分が浮指であることに気づくのが遅くなるケースが多いです。
試しに、体の重心をかかとに移動して、かかとで立ってみてください。
足の指が浮いてくるのがわかりますか?
これは、無意識のうちに体がバランスをとろうとしているから。
浮き指はこういった状態だということが、簡単におわかりいただけるでしょう。
浮き指による弊害
足を横から見た時に、足指、指の付け根(つま先立ちで曲がるところ)、かかとの3点で姿勢を保ちます。
しかし、浮き指になった場合、指の付け根とかかとの2カ所で支えることになってしまい、どうしても重心がかかとに移動してしまいます。
そのためバランスがとりにくく、歩行時には地面からの衝撃を吸収しきれずに、その負担を他の部位で補うことになります。
その他の部位とは、ひざや腰、股関節などといった関節部位。
ひざ・腰・脊椎・首で補うことにより、猫背、反り腰・ストレートネックなどになりやすく、その結果、肩こりや腰の痛み・頭痛などが起こる可能性があります。
そして、浮き指により、体の重心がかかとへ移動していると、足に力が入らないため、蹴り出しが弱くなり、結果として足が遅くなってしまうのです。
瞬時に一歩目が出なくってしまうのでは、スポーツでのスピードが遅くなってしまうのは当然ですよね。
マラソン大会などで思うような結果が出なかったり、スポーツ選手を目指している子どもにとって、この一歩はとても大きなものでしょう。
浮き指は、子どもも大人も起こりうる足のトラブルです。
最近は子どもの浮き指が増えていて、浮き指が原因で起こる「猫背」「慢性的な肩こり」「頭痛」で悩む子どもも多くみられます。
自分では気づきにくく、様々な症状を引き起こす原因となる浮き指。
早期に気づいてあげることができれば、改善は早くできます。
また、靴やインソールで浮き指を改善することもできます。
お子さんの足をみて気がついたことや、なにか不安や心配なことがありましたら、いつでもご相談くださいね。
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