普段あまり聞くことのない「もやし指」という言葉。
実は、足育をしているとしばしば耳にする言葉で、近年大いに増えている子どもたちの指の状態だったりします。
もやし指になるとちょっと困ったことにもなる上に、もやし指になる子どもの特徴などがわかれば対策もできる……!!
そんな足育に熱心な親御さんのために、もやし指についてお伝えしたいと思います。
もやし指とはその名の通り、ひょろひょろっとした足の指のことをさします。
あまり、足育以外では使われることのない表現方法ですが、とても状態のわかりやすい言葉だと思います。
このもやし指、何が原因でなってしまったのかというと、単に「足の指の筋力が弱いから」と一言で片づけられてしまうのですが、そのせいで歩く事が苦手になったり、運動が上手くできない子になってしまうことの多い、ちょっと困った存在。
そもそも、もやし指だから運動ができないのではなく、運動(歩行)をしていなかったからもやし指になってしまったといっても間違いではないため、卵が先か、鶏が先か……という水掛け論になってしまいます。
ですが、どちらにせよ、もやし指ですと、足に力が入りにくく、浮指のようにかかと体重になって姿勢が悪くなったり、疲れやすくなったりということがあり、あまり良い状態ではないことは確かです。
もやし指になりやすい子は、関節が柔らかく脚ぐにゃぐにゃ、グラグラしている子が多いといわれています。
もちろん、子どもは基本的に関節が大人よりもずっと柔らかく、ぐにゃぐにゃしているものですが、だんだんと歩いたり、遊んだりしているうちに筋力がついてしっかり立ったり、歩いたりできるような状態になっていきます。
ですが、もやし指になりやすい子は、歩行量が少なく、そのため筋力も劣り、ある程度の年齢になっても関節がグラグラと頼りない感じになってしまうのです。
これだけ聞いてしまうと、もやし指は子どもだけの問題のように思われますが、実は大人でもなり得ます。
もちろん、通勤などである程度の歩行量がある場合はなりにくいのですが、主婦などで買い物も通販で済ませてしまい、歩くのは家の中ばかりであったり、高齢者で歩行量がぐっと減ってしまった人などはもやし指になってしまう確率が高いでしょう。
もやし指を改善するのは、ともかく歩く事が大切!!
ですが……合わない靴で歩いてはマイナスになってしまいます。
ましてや足指に筋力が付いていない状態で窮屈だったり、ぶかぶかな靴を履いてしまうと、逆に指がよくない方向に曲がってしまうことがあるため、しっかりと自分に合った靴を履いて、1日30分の散歩から始めてみると良いでしょう。
自分に合った靴、自分の子どもに合った靴がわからないという場合は、足育先生のお店である『靴のやまごん』など、靴のスペシャリストが在籍している、一人一人に合った靴を見ることのできる専門の靴屋さんに相談してみましょう!!
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