浮指とは一言でいうと、足の指が地面に接していない状態のことをさします。
ちょっとこの記事を読みながら立ってみてください。
今あなたの体を支えているのは、足の裏になりますよね?
では、その足の裏を地面から上に見てみると……恐らく土踏まずを除いた足の裏と、足指全体がべたりと地面にくっついているはずです。
もし「足の指は地面に着いていないよ?」という方がいましたら、それは……浮指です!!
そんな浮き指、足が遅くなったり、つまづきやすくなったり、足が冷えやすくなったり……と色々と困った弊害をもたらしてしまいます。
今の日本では多くの子どもたちも浮き指になっていると推測されます。
そんな浮き指になってしまった場合、どのように改善していけば良いのか。
そして浮き指の予防法はどんなものがあるのか、足と靴の専門家がお伝えします。
目次
まずは正しい靴の選び方と正しい履き方をすること。
足にきちんと合っている靴を正しい方法で履くことで、足指の力の発達を促すことができます。
また、子どもの場合、サイズだけではなく足育に良い靴を選ぶこと。
足指トレーニングを毎日お風呂上がりに行うこと。
グーチョキパー運動などをして足の指を動かすこと。
足の指の間に手の指を入れ込んでいき、手の指を握り込んでストレッチをしてみる。
この2つを継続して行うだけで足指トレーニングになります。
1日30分以上しっかりと歩くこと。
運動は何よりも足育になりますが、正しい履き方で、自分に合った良い靴を履いていることが前提となります。
足指を鍛える・育てる遊びを生活に取り入れ行っていくと、なおよし。
- なわとび
- ぞうきんがけ
- 平均台
- 砂山のぼり
- すべり台(逆のぼり)
どれも足指を鍛えるには効果的な遊びですが、現代の子ども達がしなくなってきた遊びです。
ですが、こうした遊びはバランスを取りながら行うことで足指が鍛えられます。
ぜひ親子で一緒に遊んでみてくださいね。
お父さん・お母さんが見守りながらでもOKです。
大切なのは楽しんで行うことです。
これらの遊びにちょっとした工夫を加えるだけでとても楽しむことができますよ。
足育先生の元でも、こうした事をお伝えしつつ、その子、その方にあった改善方法をお伝えしています。
浮き指にならないよう普段から心がけておきたい事はこちら。
足に合った良い靴を正しく履く
運動をする(歩行でもよし)
足指のストレッチやトレーニングをできる限り行っていく
深爪しないよう爪切りをしていく
これらの事に気をつけるだけでも、浮き指になる確率はぐんと減ります。
浮き指だった足指がまっすぐに伸び、地面にしっかりと接地すると姿勢が良くなります。
疲れやすかった体も楽になり、「かけっこ」が速くなる可能性も大です。
ぜひ、浮き指になっていないかチェックをして、子どもたちの未来のために、ちょっとした心がけをしていきましょう!!
子どもの成長・発達には、土台となる『足』の正しい成長『足育』が欠かせません。
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