親子で知りたい足育の知識:足育で変形しにくい足になろう
以前、スポーツをするなら3歳から。
そして、できればスポーツは偏りをなくすためにも、2種類以上やらせることをお勧めしました。
これは、数多くのスポーツ選手が3歳頃から運動をして、その才能を開花させているということ、また、メジャーリーガーの松井秀喜など、メインとなるスポーツ(野球)の他にも別のスポーツをしていた(バスケット)などといったことからも、その信ぴょう性はわかるでしょう。
では、根本的になぜ3歳頃からスポーツをさせるとよいのかというと……!?
多少の靴の歪みにも負けない足を
昔の日本人は、ほぼ裸足、もしくは草履や下駄で走り回っていました。
その後、戦後の高度成長期を迎え、靴が一般的になりましたが、その世代の子どもたちの親は当然足育なんてものは頭になく、子どもの靴も「どうせ大きくなるんだから」と大き目の靴を履かせ、酷いと親指部分が当たって穴が空くまで履かせておく……なんてことも多々ありました。
もちろん、その他足に悪そうなビニールでできた靴やサンダルなども流行っていたこともあり、人によっては思春期を過ぎたあたりで外反母趾に悩まされたり……といった問題を抱えてしまう場合もありましたが、意外と現在の親世代となった、この高度成長期の子どもたちに足の不調があまり見られません。
それはなぜか……というと、実は、その当時はまだ子どもたちは空き地や公園で1日中走り回ったり、野山を駆け巡る機会がたくさんあったから。
子どもの内から走り回ったり、時には裸足になって河原を駆け巡るような機会が多い場合、基礎的な筋力・骨格がしっかりと土台を作ってくれるため、多少の靴の変形にも足が耐えてくれるようになるのです。
もちろん、靴は合う靴を履くに越したことはありませんが、靴に次いで、運動が大切だというのには、こうした理由があったのです。
今はスポーツ塾もたくさんあります
さて、昭和生まれが親になり、平成が過去となった令和の今。
少子高齢化で子どもの数も減り、おじいちゃんおばあちゃんが孫の面倒をみる……という時代でもなくなってしまいました。
当然、親も共働きで、子どもの遊びに付き合う余裕もなくなってきたため、「運動をさせるなんて無理……」という声もあります。
そのため、子どもは家で留守番をさせて、動画やゲームをさせるだけ、という家も……。
ですが、今ではスポーツ塾というものもあり、例えば『オールアルビレックス・スポーツクラブ』など、2~3歳から遊び感覚で運動能力向上に向けた、基礎を作る運動をさせてくれる場所もあります。
そうした場所を利用して、少しでも子どもの運動機会を与えるというのも手ですので、無理なく、それでいてたくさんの運動量・歩行量を確保するようにしてあげましょう。
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