ハイハイの大切さや、ファーストシューズ靴の大切さは、私たちのような足と靴の専門家でなくとも、親御さんもなんとなく重要であると認識している方も多いかと思います。
ですが……靴下はどうお考えでしょうか?
足育ではハイハイやファーストシューズなどについて、重要性をお伝えしているかと思いますが、実は靴下もとても大切。
特に乳幼児は、体全体が柔らかく、クニャクニャで骨格も大人の比にならないくらい柔らかくできています。
それは、もちろん足先だって同じ。
そのため、布とはいえ靴下を履かせた歳に足先が中で巻き込まれてしまって、小指が曲がってしまったりすることもあるんです。
もちろん、小指くらいですので気にならないという親御さんもいるかもしれませんし、北の方にお住まいの方は足が冷える方が問題という事もあります。
しかし、できたら配慮したい靴下事情として、0歳から使いたい足育知識をお伝えしたいと思います。
さて、赤ちゃんの足。
靴下が足の指先を巻き込んで、きつくなってしまう可能性があるとなると、どのようにするのが理想だと思いますか?
①緩い靴下をはかせる
②裸足で過ごしてもらう
③フリースなどをかけておく
正解は……②の裸足で過ごしてもらう……なのです!!
乳幼児の内は、できる限り色々な刺激を受けて体の感覚を身につけたい年齢。
足の裏ももちろん然りで、裸足になって足の裏で地面の感覚などを感じることによって、足裏の感覚受容器が発達していきます。
ですので0歳~1歳はできる限り裸足で過ごしてもらうと良いと考えられているのです。
できるだけ家では裸足が良いとされたからといって、では、立つようになって靴を履く時も裸足が良いのか……と言われたら、それはNG。
赤ちゃんは大人よりもずっとずっと汗かき。
そのため、素足で靴を履いてしまうと、靴の中が群れてバクテリアが繁殖してしまう可能性が高いのです。
これは、大人でも素足で革靴を履いたりすると臭くなるので、わかりますよね。
また、素足で汗を掻いた状態で靴を履いていると、汗で靴の中が滑りやすくなり摩擦が生まれて、逆に足裏の感覚が鈍くなってしまいます。
こういった理由から、赤ちゃんは家の中など靴を履かない状態では素足、靴を履くときは必ず靴下を履く……ということが大切なのです。
外では靴下と靴。家では裸足と言われても、冬や北の地方のお家の場合、どうしても家の中でも寒くて靴下が必要になってしまう事もあるでしょう。
寒い家の中で素足で過ごさせては赤ちゃんが風邪を引く可能性もあり、心配だと思いますが、寒い日は『レッグウォーマー』つまり足首ウォーマーをつけるのがオススメ。
自分で編むのも良し、普通にお店でも売っていますので、ベビー用品として買うも良し。
大人でも靴下が嫌いな人が冬場に夜寝る際、レッグウォーマーをつけて寝るだけで朝ぽかぽかして起きることができると、好んで素足&レッグウォーマーで過ごす方もいるくらいですので、ぜひ、試してみてはいかがでしょうか!!
子どもの成長・発達には、土台となる『足』の正しい成長『足育』が欠かせません。
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