子どもの足はお店でしっかり、専門家に測ってもらうのがベスト。
では、お店ではどのように計測しているのか。
そして、どうしてもお店に行けない場合は自宅でできる方法はないのかなど、今回は足の計測についてお伝えします。
目次
正確な足のサイズを測るには、経験豊富なシューフィッターと呼ばれる足と靴の専門スタッフに測って貰うことをオススメします。
シューフィッターとは、足や靴の基礎知識を学び、一人ひとりの足の状態にあった靴を提案する足の専門家です。
なぜシューフィッターをオススメするかというと、靴はメーカーによって大きさが違ったり、同じメーカーでも種類を変えただけで大きさに違いがあったりするからです。
また、その子の足の状態によってはインソールを勧めたり、靴の横幅を少しだけ引き延ばしてみたり……と、個人個人の足にあった靴を提案できるからです。
①フットゲージやメジャーを使用して計測します。
②足の縦長さ(足長)や、足の幅(足幅)、足囲を計測します。
これらの計測は全て立ち姿勢で計測するのがポイント。
座っている時と、立っている時では足の長さや足の幅は変わるからです。
①ブックスタンド2個と定規を用意しましょう。
②ブックスタンドを1個かかとにつけて置き、もう1個を一番長い指に合わせて置きます。
かかと側に置いたブックスタンドと平行になるように置くのがポイント。
いずれも、必ず立ち姿勢で行いましょう。
③かかとに置いたブックスタンドと、つま先に置いたブックスタンドの間に定規を置き、メモリを確認します。
お子さまにはまっすぐ前を見てもらいましょう。
足元を見たり、横を向いていたりすると、計測数値が変わってしまいます。
ご自宅での計測は、あくまで『目安』ですが、お店での計測の場合も、ご自宅での計測の場合も、計測の数値だけで靴を購入するのではなく、必ずフィッティングをしてから購入するようにしましょう。
そして、お子さまの足に合う靴は“このメーカーにわりと多いな”とわかるくらい、色々なメーカー・種類の靴を履かせてみることも大切です。
さらに、靴を購入する際はサイズを測ってもらうので、サイズやその時の足の特徴を詳しく知ることができるはずなのですが、半年前に何をどう言われたかなんて……なかなか覚えていられないもの。
そこで、足の成長記録としてメモしておくのをおすすめしています。
足育先生は子どもの足をみた後は、必ず「足育こども手帳」をお渡ししています。
「足育こども手帳」とは、お子さんの足の成長を記入し保管するもので、【計測日】【年齢】【足長 左・右】【足幅 左・右】【足の特徴】【購入日】【サイズ】【次回計測予定日】【担当者】が記入できるようになっている、やまごんのオリジナル手帳です。
足の計測時には、この手帳を毎回持参してもらい、過去から現在までの成長をわかるようにして、靴選びに役立てています。
また、この手帳があることで、お子さんの足の成長がとてもわかりやすく、「大きくなったね」等と声をかけてあげることができるのです。
前回の記録と今回測ったサイズが同じ場合、「足が成長していないのではないか?」と不安になる方もいらっしゃるかと思いますが、決して成長していないわけではありません。
例えば、土踏まずができることによって足がアーチを描くため、足の長さが伸びていたとしても、“サイズが変わったように見えない”ということがあります。
そうした場合は足育がしっかりなされているという証拠!
「よく歩きましたね」「半年で土踏まずがよく上がりましたね」とほめてあげると同時に、お母さん、お父さんの足育に対する努力も認めてあげましょう。
また、足の長さは変わっていなくても、親指に厚みがでていたり、足の甲が高くなっていたり、幅などに変化があり、前回と同じサイズに見えていても、靴のサイズを上げることもあります。
足の成長は長さだけではありません。
その他の変化にも気づけるよう、是非、定期的に足を測って、記録をつけておくことをオススメします。
そして、こうした記録をつけるためにも、お家で計測できる方法を知っておくと良いのです。
子どもの成長・発達には、土台となる『足』の正しい成長『足育』が欠かせません。
ぐずり・もたつき・姿勢不良等など。
靴と足のチェックで子育ての悩みも解決できることも。
・講演実績年間50回
・相談件数年間2000件
靴と足の専門家、足育先生に無料で相談できる「LINE相談」はこちら!!
足と靴の相性もアドバイスいたします。