靴を買う際は、専門家に頼んで足大きさを計測してもらい、30分かけて靴を選ぶのが理想とお伝えしました。

ですが、どうしてもプロに見てもらうタイミングがないときや、「今キツくなっていないかな?」という事を確認する際に、お家で計測したり、「指一本で代替の目安がわかる」方法があると便利ですよね。
そんな自分でもできる、3種類の計測方法を教えます。
- まずはブックスタンド2個と定規を用意しましょう。
- ブックスタンドを1個かかとにつけて置きます。必ず立ち姿勢で行いましょう。
- もう1つのブックスタンドを一番長い指に合わせて置きましょう。
かかと側に置いたブックスタンドと平行になるように置くのがポイントです。 - かかとに置いたブックスタンドとつま先に置いたブックスタンドの間に定規を置きメモリを確認します。
この時、お子様には真っすぐ前を見てもらってください。足元を見たり横を向いていたりしますと計測数値が変わってしまいますので注意してくださいね。
計測はこれだけ。ご自宅でも簡単に計測が出来ますよ。
とはいえ計測数値は目安になりますので、靴選びの際は必ずフィッティングをしてくださいね。
以前理想的な靴の6つのポイントで「踵部分に隙間がなくフィットする物がよい」とお伝えしました。
その見極めとして、お子さんが足を入れた状態で、お母さんが指を入れようとして入らないくらいが理想。
ということも合わせてお伝えしたのですが、この『指』というのが大切なポイント。
丁度よいサイズの靴を選ぶには「子どものつま先から靴の先まで1センチの余裕がある靴」が理想的だからです。
この1センチというのは、大体大人の小指の幅が大体同じくらいのサイズですので、子どもの足を中敷きの上に乗せ、その先端と、子どもの親指、もしくは人さ足指などの一番長い指の先端が親御さんの小指1本分のスペースがあれば、OKということです。

靴の交換タイミングは
「3歳未満は3ヶ月に一回サイズを計測して靴が小さくなったら」
「3歳以上は半年に一回」
を基本としていますが、こうして計測してみて「あれ?小指半分も余裕がなくなってきた!」とわかったら、3ヶ月を待たずに靴屋さんへ行きましょう。

間違っても「靴が窮屈になってきた」と子どもが訴えるまで、同じ靴を履かせるようなことがないようにしましょう。
こちらはさすがにおまけのような見極めポイントですが、今持っている靴を履いた状態で、マジックや紐をしめてから片足を上げて30秒立ち続けることができるかどうかも、合っている靴かどうかを判断する方法として使えます。
もし30秒ももたずグラグラするようでしたら、お持ちの靴は体を支えることができない靴の可能性が高いです。
つまづきやすく転倒リスクが高くなります。
グラグラしない為に次の項目をチェックしましょう!
①正しい靴の履き方をされていますか?
かかとトントンギューっと正しい靴の履き方をしないと靴の中で足が滑りやすくなります。
②靴ひもやマジックテープは履いた時によく締めましたか?
靴ひもやマジックテープがゆるゆるの状態では、せっかく正しい靴の履き方をしても安定感が無くなります。
③靴のサイズは合っていますか?
かかとをしっかりと合わせて、つま先に1cmほど余裕がないと、足指にチカラが入らずバランスがとりにくくなります。
もちろん、足幅も圧迫感やぶかぶか感が無いような靴が良いです。
④靴のかかとは柔らかい?硬い?
かかとが硬くなければ足を支えることが難しくなります。
もしこれらの項目が該当する場合は、靴の見直しが必要ですので一度靴屋さんに相談に行きましょう。
子どもの成長・発達には、土台となる『足』の正しい成長『足育』が欠かせません。
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