ありすぎても良くない土踏まず(ハイアーチについて)

ハイアーチについて

“6歳までに土踏まずをつくろう”といつもお話しをしていますが、土踏まずは無くてもダメ、そして、ありすぎでもダメだって知っていましたか?

「無い状態がよくないというのは判るけど、そもそもありすぎって?」

と思われる方も多いでしょう。

それでは、ありすぎる状態とはどういうことか、順を追って説明しましょう。

土踏まずがありすぎるってどういうこと?

子どもの足にインクを付けて紙の上に乗ってもらったり、大きな朱肉のようなものの上に紙を乗せて、その上に乗って足の『圧』がかかっている部分を割り出すのがフットプリント。

これによって土踏まずができているか、指が全部しっかりとついているかなどを見ることができます。

では、実際のフットプリントを見てください。

ハイアーチ
ハイアーチの子のフットプリント

こちらのフットプリントは、「ハイアーチ」という土踏まずがありすぎる『良くない足の状態』のものです。

土踏まずを形成している内側アーチがとても高く、甲高と呼ばれることもあります。

ハイアーチは、踵と前足部に集中的な圧がかかるので、大きなタコや、固い角質ができやすいという難点があります。

また、アーチの柔軟性が不足している状態ですので、土踏まず本来の「衝撃吸収」「バランスをとること」などがうまくできず、とても疲れやすかったり、足がつったりしやすいという残念な問題があります。

さらに、ハイアーチの症状が悪化すると、足底筋膜炎(そくていきんまくえん)という症状が出やすく、これはとても強い痛みを伴う症状で、運動はおろか靴を履いて歩くということすら難しい状態になることもあるので、実は危険な兆候だったりします。

足育先生
足育先生

あの、女医でタレントの「西川史子」さんも、足底筋膜炎で悩んだことがあるようです。
引用:西川史子、足底筋膜炎で痛み訴え「足が痛くてたまりません」(マイナビニュース)

ハイアーチになりやすい人の特徴

ハイアーチの方の足

ハイアーチは、先天的なもの・後天的なものがあります。

先天的なものは、両親のどちらかがハイアーチというケース。
親がハイアーチの遺伝を持っていると、お子さんもハイアーチになりやすいと言われています。

後天的なものは、前に滑りやすい樹脂系のサンダルや、鼻緒のついた草履、ハイヒールなどを長時間履いている人にしばしば見られるのですが、これは、足が常に前滑し、つま先立ちをしている状態・足が前に滑らないよう固めて止めている緊張状態が続いているため、足裏などの筋肉のバランスが悪くなり、ハイアーチになってしまうケース。

また、男性は女性よりも筋肉や靱帯が強いことが多いので、ハイアーチになりやすい傾向があります。

最初に紹介したフットプリントの子どもは、足育を行っている園での定期的なフットプリントですぐにハイアーチであることがわかりましたので、足育先生からのアドバイスで、今はとても改善されています。

足育を行っている園では、こういった足のトラブルにすぐ対応できるので安心ですね。

この記事を読んで「私のことかも!!」と思ったら、疲れや痛みを我慢せず、足育先生に相談してくださいね。

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