色々な問題を引き起こしやすくなる『扁平足』。
扁平足とは土踏まずがなく、足裏が平らになった状態で、本来なら、歩けるようになったら、正しい靴を正しく履き、たくさん歩いたり、運動したりすることによって、6歳くらいまでにはできるものなので、大人になってからの扁平足というのは余りみないはず。
ですが、近年の車事情や日本の靴事情、環境によって大人の扁平足も増えてしまっています。
子どものうちに扁平足を治せず、そのまま大人になってしまったらどうなるのか?
また、大人になってから扁平足になることってあるのか?
今回はそういった疑問にお答えしたいと思います。
大人の扁平足には大きく分けて
- 子どもの頃から土踏まずがない
- 年齢を重ねていくうちに筋力が低下して扁平足になる
の二通りあります。
子どもの頃から土踏まずができていなかった場合は、足育不足によるところが多いのですが、年齢を重ねていく内に筋力が低下して扁平足になった場合は、痛みが生じることが多く、変形が進み、つま先立ちがしにくくなったり歩行が困難になってしまう可能性が高くなってしまいます。
歩くだけで痛みを感じるようになると、歩く事が嫌になりますよね?
そしてどんどん歩かなくなり、それによって筋力の低下が進み、最悪寝たきりなど悪化の一途を辿ってしまうです。
それでは、大人の扁平足にはどのような対応方法があるのでしょうか?
大人の扁平足の対応には、強制的に土踏まずを上げるインソールを入れたり、靴紐をきちんと締めたり、足支えの強い靴を定期的に買うことが必要となります。
以上を実践することで、歩いても疲れないよう予防していくのですが、ちょっと問題なのは、こうしたことを一生やっていく必要が出てきてしまうこと。
例えると、歯の矯正を小さな子どものうちにやっておくと、大人になってからは特に保定は必要なくなるのですが、大人になって骨格がしっかりしてしまった後から、歯の矯正をすると、一生保定(リテーラーをはめる事)をし続けていかないと、歯が元に戻ろうとしてしまうのと同じこと。
大人は子どものような成長はしませんので、高価な靴でも傷んだら修理に出つつ、交換が可能ではありますが、インソールや靴の一生分の購入金額を考えたり、そうした手間を考えると、悩ましいですよね。
悪化しないよう、インソールや靴などで予防をしていけば歩く事に悩むことはありませんが、子どもの頃から足育をしっかり行って良い足の状態でいられたのならば、大人になってから悩むこと無く、お金をかけること無く過ごせていたかもしれないのです。
現代の子どもたちは、昔に比べ、歩く事が少ない環境にあります。
そして、2019年以降は新型コロナウイルス感染症により、より外で遊ぶことが少なくなってしまいました。
今では公園の遊具すら減って、どんどん遊ぶ場所が減っているように思いませんか?
仕方ないのかもしれませんが、扁平足の子どもが増えて当然の環境ですよね。
“6才までに一生の足の基礎を作る”ことを目標に、子どもたちには足に合う良い靴を履かせ、たくさん歩いたり走ったりしてもらいたい。
お父さんお母さんなら誰しもお子さんへそう願うと思いますが、足育先生も常にその願いを胸に活動しています。
扁平足で悩む子どもを、そして大人も少しでも減らしていけたらいいですね。
足や靴で心配なことがありましたら、いつでも私たちに相談してください。
子どもの成長・発達には、土台となる『足』の正しい成長『足育』が欠かせません。
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