3歳以上の子どもは、足のつま先から靴の先が1〜1.2センチ大きい靴を履き、5ミリをきったところで次の靴に交換する。
これが正しい靴を選ぶ際の、サイズの重要なポイントなのですが、たまに大きいサイズ、小さいサイズを購入してしまうケースがあります。
正しいサイズの調べ方などは追って詳しい記事を提供していきたいと思いますが、今回はそんな「大きいサイズ・小さいサイズの靴を買ってしまったけど、どうしたらいい?」といった相談への返答をしていきたいと思います。
出だしから残念な事をお伝えしますが、基本的に、足のサイズに合わない「大きい靴・小さい靴」の対処法はありません。
足の専門家がいる靴屋さんで足をみてもらい、足に合うサイズの靴を購入することが一番良いのです。
そしてその際に、親御さんも靴の選び方を学ぶことが大切。
例えば、お子さんの靴選びの際に、親御さんが間違った知識のまま靴を選び、靴が足に合っていないことに気づかず、そのまま履かせ続けてしまうと、足育の土台となる一番大切な期間で足を変形させてしまいます。
子どもの頃の変形は成長とともに腰痛・膝痛につながり、やがて大人になったときに疲れやすい体になってしまうかもしれません。
もしかしたらスポーツで活躍できる才能があったかもしれないのに、外反母趾や関節痛で成績が伸びない体になってしまう可能性もあります。
ですので、「大きい靴・小さい靴を買ってしまったが、どうしよう」と悩む前に、まずは足育の根本を学ぶことが大切です。
靴のサイズは合っているものの
- 幅が合わず小指があたってしまった
- 親指の付け根の外反母趾が痛い
- 足の形の形状上人差し指だけが当たりがち
などといった場合は、購入した靴屋さんへ行くと、幅伸ばしの機械で調整ができる場合があります。
とはいえ、靴の素材で幅を伸ばせない靴もありますし、耐久性が無い靴ですと、伸ばすことよって靴が壊れやすくなってしまう場合もありますので、理想としては、購入してからではなく、購入する前に、靴と足のプロがいるお店でしっかりと相談してフィティングをすることです。
また、幅伸ばしは、無料サービスでおこなってくれるところが多いですが、有料の場合もありますので、各店舗に問い合わせてみるのが良いでしょう。
そして、サイズが大きい靴のを買ってしまった場合……基本的にはその靴のサイズになってから履くようにしましょう!!
「足に合っている靴を履き続けること」が足育には最も重要です。
しかし、学校や習い事などで使う指定靴の場合や、1センチ刻みでのみ作られている靴の場合など、どうしてもぴったりなサイズがなく、その靴を履かせたい場合は、中敷きを重ねて調整する方法があります。
ただし、これは一時的な措置。
大きい靴はすり足になりやすく、すり足は、躓きやすい・疲れやすい・正しい筋肉を使わないなど、色々な弊害があり、子どもの成長する過程として良くないこと。
中敷き調整できるのは2〜3ミリです。
理想のサイズは、つま先から靴の先まで1〜1.2センチの余裕があるサイズですので、2センチ以上、つま先から靴の先まで余っているような大きい靴ならば、それは中敷き調整もできません。
お子さまが大きくなって、そのサイズになったら下駄箱から出して、履かせてあげるようにしましょう。
子どもの成長は早く、3歳以上のは場合は1年で約1センチ伸びるほどの速度。
あっという間です。
ちなみにですが……小さいサイズの靴の場合はもうどうしようもありません。
大人でも小さいサイズの靴を履け……と言われたら「痛くて無理」と答えると思いますが、それは子どもも同じ。
「確かこのサイズでよかったはず」と見切り発車で購入せず、しっかりと子どもと一緒に靴屋さんへ行き、試し履きをして合う靴を選ぶこと。
できれば、シューフィッターのいる靴屋さんでしっかりとサイズを見繕ってもらい、ぴったりと合う靴を選ぶようにしてきましょう!!
子どもの成長・発達には、土台となる『足』の正しい成長『足育』が欠かせません。
ぐずり・もたつき・姿勢不良等など。
靴と足のチェックで子育ての悩みも解決できることも。
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