蒸れた靴の中は、汗に含まれる糖質や脂質を栄養素とした常在細菌が増殖しており、それがニオイの原因になります。
なので、汗をかきやすい夏はもちろん、真冬でも足の裏には汗が出るので群れて、真冬でもブーツが臭くなるという事が起こるのです。
蒸れた靴による足のストレスは、足育には大敵です!
例え、ちゃんと足に合った良い靴であっても、蒸れた状態で履き続けていては足育には逆効果になってしまうのです。
今回は、その理由をお伝えします。
『足が蒸れている』とは、通気性の悪い靴の中で足が汗をかき、高温多湿になっている状態のこと。
足の蒸れと足育は関係ないと思っている方もいるかもしれませんが、足の蒸れは、足だけに収まらず心身共にストレスとなります。
濡れた靴下を履いて歩いたとしたら、気持ち悪くて、すぐに脱いで足の裏を拭きたい。
新しい靴下を履きたいと思いませんか?
足裏は皮膚も厚くて、地面を歩くための部位なので鈍感そうに思えますが、米粒を踏んでも痛いとわかるし、ご飯を踏んだらネチャネチャしてすぐにわかるほど、実はとっても敏感なんです。
ちなみに、なぜ湿った状態で歩くと非常に気持ち悪いと思うのかというと、湿った状態で歩くと雑菌が増殖しやすく、本能が『良くない状態だ』と警告を出すから。
もちろん、本当に湿度が高ければ雑菌は増殖しやすく、大人でも蒸れた靴では歩きたくないと思うはずです。
感覚的に敏感な子どもはなおさら、靴が蒸れると気持ち悪さを感じ取り、『歩きたくない』と歩行量が自然と減ってしまうでしょう。
足育に大切な『歩くこと』が、靴が蒸れることが原因で減ってしまっては、とても残念なこと。
しかも、靴の中が蒸れて気持ちが悪いので、気づかないうちに姿勢はどんどん悪くなってしまいます。
良い姿勢で歩けなくなると、つまずいて転倒しやすくなったり、膝痛や腰痛につながり、せっかく良い靴を履いていたとしても無意味になってしまいます。
このように、例え足に合う良い靴を履いていても、足の環境が悪けば足育にも悪い影響が出てしまうのです。
蒸れた靴を乾燥させると、どうしても平均して3日ほどかかってしまいます。
ですので理想としては、靴は2足用意し、交互に履くことを専門家はおすすめしています。
そして、梅雨時期や夏場につけて欲しいことは、使用していない靴を下足入れにしまわないということ。
下足入れに入れてしまうと、空気がこもって湿度が高くなり、靴を交互に履いて休ませる意味が無くなってしまうのです。
使用していない靴は陰干しをし、靴の内部をカラッと乾かすようにしましょう。
天気が悪い日が続くなど、陰干しすらできない場合は、乾燥剤や新聞紙を丸めた物を靴の中に入れ、湿気をとるようにして靴を休ませるのもありです。
ちょっとした工夫で、靴の湿気は飛ばせます
良い状態で靴を履くことが足育にとってベストなことなのですが、気温が高い場合は、暑さを我慢して靴を履かず、サンダルを履いて快適に過ごすことも視野に入れてみましょう。
ですが、サンダルは足育には良くない靴の内の一つ。
少しでも足育に良いサンダルを見つけるためにも、梅雨時期前に一度靴と足の専門家に相談してみましょう。
子どもの成長・発達には、土台となる『足』の正しい成長『足育』が欠かせません。
ぐずり・もたつき・姿勢不良等など。
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