転びやすい・まっすぐ走れない等園児の運動の問題はまず足を見よう

歩行問題

足育を取り入れている園で多く寄せられるお悩みには、「イライラする」「ボーっとしている」などといったメンタル面でのお悩みももちろんあるのですが、

  • 顔から転ぶ
  • つまずく
  • 真っ直ぐ走れない

といった、歩行に関するお悩みも数多く寄せられてきます。

子どもは転びやすいもの……とはいえ、出来れば転ばず過ごしてもらいたいのは当たり前ですし、あまりにつまずいたり、まっすぐ走れないといったことは保護者としても心配なこと。

今回は、こうした歩行面でのお悩みに関してお答えしていきたいと思います。

お悩み相談その1 顔から転んでしまう

転ぶ
子どもはよく転びますが……

人間は反射というものがあり、目の前に物が飛んできたときに無意識に目をつぶってしまうのと同じく、転んだ瞬間、一番大切な頭部を守るために、とっさに手が出るようにできています。

ですが、歳をとって反射が鈍くなったり、筋力が衰えてくるととっさに手が出ず、顔から転んで大けがをしてしまうことも……。

これが高齢者の寝たきり要因になったりしてしまう問題でもあるのですが、こうしたことが、近年最も元気なお年頃の幼児でも起こるようになってきてしまったのです。

この原因は、実は靴が……と言うよりも、ハイハイ不足であると考えられます。

現代生活ではハイハイに適した住宅事情ではなかったりし、ハイハイの期間が短かったり、ハイハイ期間をあまりせずに立ち上がってしまうことがあるため、全体的にハイハイの量が少なくなってきてしまっているのです。

そうなると、体が肩の使い方が分からないまま成長し、立って転んだ際にとっさに手が前に出ずらくなってしまっているのです。

もちろん、こうした原因で手が出ないという場合は、成長し、何度も転んだりするうちに手が出るようになってきますが、その前に顔をぶつけたり、歯を折るなど大けがをしかねません。

ハイハイは足育のスタート。

子どもの身を守るためにも、ぜひハイハイはたくさんさせてあげるようにしましょう。

お悩み相談その2 つまずきやすい

つまづく
大人でもつまずくことは多々ありますが……

大人でも大きな靴を履いたり、小さな靴を履いたりした場合、意図せぬ場所でつまずくことはありませんか?

それは子どもでも同じ。

さらに、子どもの場合は全力で走り、その割にはまだ足の使いかたを身体が100%調整しきれているわけではないので、大人よりも激しく転んだりしがちです。

子どもがよくつまづくな……と思ったら、まず靴のサイズが合っているかどうかを確認しましょう。

「子どもは怪我をするもの」という意見もありますが、必要ない怪我はしないに越したことはないので、ぜひ、子どもに合ったよい靴を履かせて、元気に走り回らせてあげましょう。

お悩み相談その3 まっすぐ走れない

走る子ども
まっすぐ歩くということはとても大切な事

目をつぶって、真っ直ぐ前に10歩ほど歩いてください。

止まって目を開くと……右や左に大幅にずれている。

そんなやりとりを、見たり、経験したことはありませんか?

真っ直ぐ歩くことができない場合、三半規管の衰えなどの問題がある場合があるのですが、ほとんどが体の歪みからきています。

これは、生まれてまだ数年しか経っていない子どもにも当てはまることで、合わない靴を履く事によって、体の中心が歪み、足が上手に使えず、目を開いていても真っ直ぐ走ることができないことがあるのです。

体の歪みはその後の成長にも悪影響を及ぼします。

小さなうちから真っ直ぐ走れないような状態にならないよう、靴の履き方・座り方などに注意するようにしましょう。

幼少期の歩行の問題は成長するにつれ大きくなっていくことも

幼少期では「よくつまづく」「まっすぐ歩けない」といった、一見すると小さな問題のように見える事も、成長するにつれ「友達よりも足が遅い」「転びやすくて困る」、そして「運動が出来ない」「自信がなくなる」といった悲しい問題へと進んで行くこともあります。

大人になってしまうと、アスリートでもなければ、足の速さを気にすることなんてなくなるかもしれません。

しかし思い出してみてください。

子どもの頃、運動会で活躍する子が輝いて見えませんでしたか?

足の速い子はとってもかっこよかったですよね。

足育の園では1.2キロのマラソンをし、ランキングをつけていますが、そのランキングは子どもにとっての自信です。

お父さんお母さんは、運動面で子どもに自信をつけさせたいのならば、足に合った靴を履かせて、子どものもっているポテンシャルをどんどん引き上げてあげましょう。

「ボク、足が速いいんだ!!」と自信をもって子どもが言えるようになれたら、親も子どもも、嬉しいですよね。

靴に対する認識を改めることによって、子どもがしっかりと歩けるようになり、子どもの足の速さも変わり、足が速くなると、子どもにも自信がつく。

いいことばかりだと私たちは思っています。

お子さんの足とその靴選びについて、一度考えてみてはいかがでしょうか?

「どのような靴がよいのかわからない」

「歩くときに揺れてしまうけど、どんな靴が良いのかわからない」

「将来に備えてしっかりした靴が欲しいけど手に入らない」

こうした悩みがありましたら、お気軽にオンラインでも相談できますので、是非一度お試しください。

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