園での足育 足裏の刺激や歩行量の確保にとても役立っています

まだ少ないのですが、足育を取り入れている保育園・幼稚園・こども園が少しずつ増えています。

そうした園では測定の他に『歩行量の確保』にも力を入れています。

なぜ歩行量の確保が大切かというと……。

足育先生
足育先生

測定については下記の記事で書いています!!

日常では意外と難しい歩行量の確保

散歩
大人の皆さんも毎日ちゃんと歩いていますか?

足育に大切なことは靴選びや、靴の履き方の他に『歩行量の確保』というものがあります。

合った靴をちゃんと履いていたとしても、ずっと椅子に座っていたり、横になっていてばかりいたら何の意味もありません。

園では日中のお散歩によい時間帯にお子様を預かっています。

ですので、元気に外遊びをしてもらったり、先生方とお散歩などをすることによって少しでも子どもたちの歩行量を増やし、基礎的な筋力・バランス感覚を身につけさせていくことをモットーとしています。

車社会になり、両親共働きなどとなると、子どもが歩く機会がどんどん減ってきてしまいますが、こうして園である程度の歩行量を確保することも足育を取り入れている利点でもあります。

足育先進国のドイツでは園で『どんぐり』を使う⁉

歩行量の確保が必要な理由の1つに、足への刺激の重要性もあります。

足裏を刺激することは、足裏感覚を育てることにもつながります。

そのため、足育先生が行った足育先進国のドイツでは、幼稚園に必ず『どんぐり』がたくさん入った箱がありました。

どんぐりなんて何に使うのだろう……と思ったのですが、なんと、そのドングリ入りの箱の上に素足で入って、足の裏刺激をするためのものだったのです!!

ドングリBOX
足裏を刺激するためのどんぐり

ドイツは森が多く、園の裏手に森があることもあり、先生と一緒に子どもたちが森へ入ってどんぐりを集めやすい環境です。

日本だと、公園や、神社などで見かける砂利の上を素足で歩いて健康祈願をしたりするスポットがありますが、足の裏を小さくて丸い物で刺激して、足裏への刺激を与えることは足育にとって万国共通の良い事なのです。

スポット
公園や神社などでたまに見かけますよね?

もちろん、ドイツでは、幼稚園の時点で『1週間にこれだけ歩きましょう』という決まりを設けています。

歩行をいかに重要視しているかわかりますよね。

毎日の足裏体操で体をほぐそう

足指体操
こうして足裏体操をしています

これは、屈筋と伸筋のバランスを整える体操で足指体操と言います。

足育を取り入れている園では、毎朝足指をぐ~っと反らせたり、グルグルと回してみたりといった足指体操を行っています。

浮き指や、つまずき、足指の変形を防ぐ効果があるのですが、この「足の体操」を行うことで、蹴り出す力が強くなるため、足も速くなり、土踏まずが形成されやすくなるという利点もあります。

これもまた足裏への刺激になる、とても大切な足育。

因みにこの足指体操、効果は抜群で、足指体操をやる前とやった後では、9割の子が足指体操後の競争で足が速くなったりするのです!!

こうした歩行量の確保や足指体操など、お家で継続してやっていくのが難しそうな足育の手伝いができるのが、足育を取り入れている園のよいところ。

足は全ての土台となります。

その土台を培う園をこれからももっと増やしていきたいと、私たち足育に関わる者は思っています。

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