幼少期から当たり前のように足のことを考えた教育を心がけているヨーロッパ諸国に比べ、日本では幼稚園、保育園・こども園で足育を取り入れている所はほとんどありません。
ですが、足育先生の住む新潟では今、3件の園が足育に力を入れているのです。
そのうちの1つが『敬愛子ども園』さん。
こちらは、足育先生こと山田が何度も講演を行い、保護者に足育を伝えたり、先生方に足育の指導をさせていただいたりしている「足育のモデル」となる園なのです。
「足の長さ」と「幅」を測定したり、足育の取り組みの一つとして、園内は裸足保育をしたり(もちろん、外で遊ぶときは、みんなマジック靴で正しい履き方をしています)。
とても足育に力を入れていて、その成果も上がっているのですが、まだまだこうした足育を取り入れている園は全国的に見て少ないのが事実です……。
足育先生のいる新潟県では下越に2件、上越に1件の園が足育を取り入れています。
もちろん、幼稚園保育園は3件どころではなく、新潟県では約950件の幼稚園・保育園があります。(こども園は不明)
もちろん、どこかには足育を取り入れている園もあるかもしれませんが、確信をもって足育を取り入れているとわかる園がたった3件だと思うと、少し残念ですね。
足育にとって一番大切な時期は3歳~6歳。
この時期で一生の足の基礎が決まるといっても過言ではないくらいです。
もちろん、小学校に上がってからでもインソールや靴などで状態を良くしていくことは可能ですが、それよりも3歳からしっかりと合う靴、正しい履き方、歩行量の確保などを行い、良い状態で成長していくほうがベスト。
この3~6歳というのは、日本では多くが園に通う時期。
とくに日中、運動したり歩いたりといった時間に園にいるため、園での足育がとても重要になってくるのです。
足育先生はそうした点に着目し、園での足育講演会や先生たちとの勉強会などを開き、新潟に限らず日本全国の多くの園で足育を取り入れることを目標としています。
因みに、新潟にあるとある足育を取り入れている園は、モデル園として要望があったほど!!
これからどんどん足育が広まり、園ではお昼寝TIMEと同じくらい、当たり前に足育を取り入れているようになってもらったらと思います。
園で足育を取り入れた際、親御さんたちから悩み事をお伺いするのですが、実はその悩みの9割は足にまつわること、足の状態を良くしていけば改善されることばかりです。
足育というのは足の状態をより良い環境にし、子どもたちの健やかな成長を促すものなのですが、足育を取り入れたことによって悩みごとの多くは改善されていくのです。
足育を取り入れた前後で大きく変化したこともあります。
- つまずく子どもが少なくなった
- 早く走れる子どもが多くなった
- 子どもの浮指がなくなってきた
など等。
他にもたくさんの変化を実感しています。
そして、その変化のすべてがポジティブなことばかり。
もちろんん、足育は魔法ではありませんので、「その子に合った靴を正しく履かせた瞬間に、全国1位の俊足になれる」「確実にノーベル賞ものの科学者になれる」というものではありません。
ですが、
- 合う靴を履かせたら、その日の夜は夜泣きもせずにぐっすり眠れるようになってくれた
- 1日中ご機嫌で過ごしてくれた
など、それはそれで「魔法かな?」と思うような効果を得られることもしばしば。
つまりそれだけ足育による効果が大きいということなのです
足育先生の願いは、3~6歳の一番大切な時の多くの大切な時間を過ごす場所だからこそ、子どものために、子どものための足育を行ってくれる園がもっともっと増えて欲しいということ。
『足育が当たり前』
そんな日本に、いつしかなっていくことを、私達スタッフも願っています。
子どもの成長・発達には、土台となる『足』の正しい成長『足育』が欠かせません。
ぐずり・もたつき・姿勢不良等など。
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