日本では、ドイツのように細かく用意されている規格で靴を選ぶ事ができず、幅が広い木型で作っているメーカーのものしか選べないため、足幅の広い子どもの靴選びは大変なのですが……逆に足幅の『狭い』子どもも、もちろん靴選びは大変です。
ですが、あまり目立たない『足幅の狭い靴選び相談』。
悩めるお子さん、悩める親御さんは実は一定数いるのですがあまり目立たない理由や、足幅が狭い靴を選ぶのが大変な理由などお伝えします。
足の幅が狭い子どもは幅が広い子どもと違って、どんな靴でも足が入ってしまいます。
ただ、自分の足の幅より広い幅の靴で歩くと靴の中で足が動いてぶつかるので、とても疲れやすかったり、変形してしまったりします。
しかし日本では「幅の狭い足は大変だ」という認識がとても少ないので、“入っているからいいや”、“幅が余っていても問題ないや”と思ってしまいがち。
確かに、「入らない」のではなく「入っている」ので、問題とは思いにくいのでしょう。
相談が少ない理由がこういったことから。
ですが、本当は足が疲れてしまいやすかったり、痛かったりと本人にとっては良くないことだらけなんですよね。
食事の影響が大きいと思いますが、食生活の欧米化が進み足の幅の狭い子どもが増えてきています。
そういった子の足は、日本の規格の靴に合いません。
なぜなら、日本の規格ではなかなか幅の狭い靴がないのが現状だからです。
なので、足育先生のお店ではヨーロッパから一番狭い規格のものを取り寄せて、足の幅の狭い子どもたちに合わせています。
足幅の広い靴を今まで『入るから』と履かされていた子どもたちも、足幅の合った靴を履いた途端、例えば今までマラソン大会15位だった子どもが、急に3位になったりすることがあります。
それくらい足に合った靴を履くことで、子どもが持っている運動能力を引き出してあげることができるのです。
○○㎝などという靴の縦幅は大抵見ていると思いますが、横幅もこれくらい大切なんですね。
このように、日本の規格で細い靴を探すのはなかなか大変です。
さらに、『入っているから大丈夫』と思ってしまうので、足の幅が狭い子どもが、足育先生のところへ相談に来てくれることがとても少ないのです。
広い靴の中に足幅の狭い足が入るのは当然のことですが、合わない緩い靴をずっと履いていれば、やがて足は変形してしまいます。
「窮屈だから変形する」と思っている方も多いと思いますが、そうではなく、幅の広い子どもも、幅の狭い子どもも、足に合わない靴を履き続けると足は変形してしまうのです。
靴の中で幅が余っていると、歩く際に足が横にスライドして靴の中でぶつかってしまいます。
そして、さらに靴紐を締めるという習慣がない場合、幅の狭い子どもの足はものすごく靴の中で動いて、さらに靴の中で足がぶつかりますので、1万歩を歩いたら、1万回靴の中で足はぶつかっている……という状態になります。
これは変形へとつながってしまっても、おかしくはないでしょう。
幅の広い子どもは足が靴に入ったとしても、『足が痛い』と足と靴が合っていないことが分かりますが、幅の狭い子どもはどこにもぶつかっていないので、履いた時はわからず、歩き出した瞬間に不快感を感じて、「つかれたー」「だっこー」と、歩く事を嫌がったり、夜泣きをしてしまったりすることも。
常に足が緊張・硬直して立って歩いているわけですから、疲れやすくて当然です。
以上のことから、足の幅の狭い子どもは、表面化し辛いだけで『歩き出した時からいっぱい悩んでいる』ということが多々あるのです。
子どもの足幅が狭いのか広いのかわからない。
なかなか合う靴が見つからない。
こんな悩みを抱えていらっしゃる方がいらっしゃいましたら、是非、足育先生に相談してくださいね。
子どもの成長・発達には、土台となる『足』の正しい成長『足育』が欠かせません。
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