生まれてすぐはスヤスヤとよく寝てくれる赤ん坊だったのに、少し大きくなったら、毎晩のように泣いてお母さんがノイローゼに……。
悲しいことですが、これが虐待に発展することもある、育児において最も辛い現象とも言われる『夜泣き』。
夜泣きの理由は色々言われており、「昼寝が多すぎる」「お腹が空いてしまう」「オムツ交換のタイミングがずれている」といった簡単そうなことから、「乳幼児は寝るときのスゥーっという感覚に不慣れで『死んでしまう』と怖くなって泣く」など、もはや哲学的なことまで色々とあると言われています。
ですが、意外に知られていないけど、とても「あるある」な夜泣きの理由として、『靴が合っていない』というものがあることはご存じでしょうか?
知られていないからこそ、知ることで、子どもさんはもちろん、お母さんお父さんの負担もぐっと楽になる、この『靴による夜泣き』について今回はお伝えしていきたいと思います。
子どもの夜泣きで悩んでいる親御さん、必見ですよ!!
人間は、生まれてから4歳くらいまでに神経系の発達が少しずつ形になっていくのですが、それまでは、靴が合わなくても『痛い』という感覚が未発達なため、『気持ち悪い』という不快感となってその子に襲いかかります。
つまり『痛い=気持ち悪い』という感覚に変換されるといういうことですね。
そのため、子どもは靴が合わなくて足が痛いと、『歩くと気持ち悪い』という感覚を覚え、歩くのを嫌がり、少し歩いては「抱っこ」と抱っこをせがむようになってしまったり、夜泣きをするようになってしまったりということが多いのです。
そもそも、子どもの足は柔らかいため、靴が小さくなると足先がグニュっと曲がってしまいます。
しかも、子どもは大人より体が小さいのでその比率は大きいもの。
例えば 14 ㎝の足の子が 13 ㎝の靴を履いていたとしたら、その比率を考えると、23㎝の靴を履いている大人が 21 ㎝の靴を履いているようなもの。
2㎝も小さい靴を履かされて歩かされたら、大人でも歩きたくなくなりますし、痛くて不快な感覚が足に残って、夜眠れなくなってしまうでしょう。
逆に「子どもは成長が早いから」と理想の1cmの捨て寸を、2cmと大きい靴を履かせて、「これでしばらく保つはず……」と放置した場合、その比率では23センチの大人が25cmの靴を履いてるものになります。
その場合も、大人であっても足先を縮めて靴が脱げないようにすり足で歩く羽目になるため、ふくらはぎが痛くなるし、足先も痛くなるし……と良い状態で過ごせるとは思えません。
特に、痛みや不快感に慣れていない子どもにとって、こうした思いは酷く辛い物に感じられ、夜泣きに繋がったり、場合によっては一日中不機嫌になったりすることにも繋がったりするのです。
このような理由から、靴を履くような時期になってから、抱っこをせがんで、それから夜泣きをするようになったら、まず靴を疑ってみることをおすすめします。
もちろん、まだ靴を履いていない時期の夜泣きは別の要因がありますが、靴のカウンセリング相談でも「靴を買い変えてから夜泣きがおさまった」というケースが多いのは事実。
意外な盲点であり、そして現代の社会現象でもあるのかなと、私たちは思っています。
靴が痛い(不快)で歩かない⇒運動不足⇒昼間の足の不快感もあって夜眠れない⇒夜泣き
このようなことで子どもはもちろん、親御さん自身も辛い目に遭うのはもったいのないこと。
もし、夜泣きで悩まされているけどもしかして……と疑うことがあれば、一度カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか?
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