ハイハイ期を越えて、歩き始めた赤ちゃんへ贈るファーストシューズはとても重要なものです。
日本人の平均寿命は世界でも1位、2位を争うほど長い方で男性81歳、女性に関してはなんと87歳!!
※2018年調べ:参考⇒日本経済新聞※
そんなに長い間、この二本の脚で歩き続けるために、一番大切な靴になるのがファーストシューズ。
このファーストシューズで、歩き方のベースが決まると言っても過言ではないのです。
もちろん、人間には適応性・柔軟性というものがあり、後からの修正も可能ですが、大人になってから苦労して修正するよりかは初めから良いスタートでいかせてあげたいものですよね。
ですので、足の専門家としては、ファーストシューズは妥協しないで選ぶことをおすすめしたいのですが、その後、ファーストシューズを履いて歩くようになってから3〜6ヶ月ほど過ぎ、ファーストシューズを卒業したら『セカンドシューズ』のおすすめ。
ファーストシューズ、セカンドシューズくらいまではミドルカットシューズがベストなのですが、その後はなぜローカットシューズがよいのか、その点についてお伝えします。
目次
まず、ファーストシューズ、セカンドシューズの時点でミドルカットのシューズがおすすめな理由は、まだ足首がグラグラしていたり、バランス力・筋力共に身についていない子どもの脚を支えるために、足首までしっかり支えられる靴が適しているということ。
なら、それ以降もミドルカットシューズのほうがよいのではないか……と思うかもしれません。
ですが、足と靴の専門家の中では、ハイハイを多くしていたりして、歩行が安定している子どもにはローカットシューズをおすすめしています。
ちなみに、ローカットシューズとは、くるぶしまでの高さの靴。
つまり足首を支える部分がないので、自分の力で足首を支えて立ったり、歩いたりする必要が出てきます。
ですが、それが「足首を使った歩行のトレーニング」となっているので、歩行が安定したくらいの子どもにはとても必要なことだったのです。
歩くと一言でいっても、コーナーを曲がる際には足首を内に入れたり、外に入れたり、ジャンプしたり、大幅に歩いてみたり、小幅に歩いてみたりと色々な動きを必要とします。
そうした色々な動きを体験させてあげるということも、成長にとってとても大切な事なのです。
ですので、ミドルカットの靴を履かせておけば安心だ……というわけではなく、ローカットの靴を履かせて、足首を使った色々な動きを覚えさせてあげることが重要なのです。
このように、足首を自分で支える力をつけるためにといった理由で、ファーストシューズで歩くようになってから半年後の靴として、ローカットシューズをおすすめしているのですが、まだ歩行が安定していない子には、引き続きミドルカットで靴の底が厚めのものを推奨しています。
なぜかというと、靴の底が厚めのものは、薄いものと違って地面から伝わる足裏への感覚は少々鈍りますが、その分クッションが効いており、歩き疲れ難くなっています。
ですので、こうしたシューズで歩行量を増やし、歩行の安定を促して、ローカットシューズでも問題ないようにしていくことが重要ということなのです。
「もうローカットシューズを選んで良いかわからない……」という場合は、歩行の状態などをプロに見せて判断してもらった方が確実なこともありますので、迷ったときは、足育先生のいるお店靴のやまごんなどシューフィッターのいるお店に相談してみてください。
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