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親子で知りたい足育の知識:子どもの足がどんどん遅くなるその理由とは!?
「ボク、年中さんの頃は足が速くて1番になったこともあるのに、年長さんになったら3番目、4番目になっちゃうようになったんだ……」
そんな風にさみし気に話してくるお子さんを、私たちはちょこちょこ、見かけることがあります。
小さな時は足が速かったはずなのに、成長するにつれてだんだんと追い抜かれる。
これはもちろん、成長するにつれ自分より足の速い子と遭遇する機会が増えるというのもあるのですが、逆に、その子自身の足が「遅くなってしまう」という原因もあります。
なぜかというと……。
土踏まずが形成されない子どもたち
幼稚園年中くらいまでは足が速かったのに、だんだんと抜かれていいってしまう子どもの足を見ると、土踏まずが形成されていない場合がほとんどです。
人間というのは、生まれた時は土踏まずがない平らな足の状態で、3歳からだんだんと土踏まずが形成されていくのですが、その期間は6歳くらいまで。
その間に、たくさん歩いたり、跳んだり、跳ねたりと、足をたくさん使っていない場合は土踏まずが上手く形成されず扁平足になってしまいます。
そうなると、せっかくもともと早かった子が、疲れやすくなったり、上手く走れなかったりとで、だんだんと、ちゃんと足の使い方を知っている子に抜かれていってしまうのです。
靴の問題も
また、歩行不足による扁平足というだけではなく、合わない靴を履かされていたことによって、足がきれいに育たず扁平足や足指の歪みなどを起こしてしまったり、正しい走り方を体がしてくれないことなどもあり、だんだんと足が遅くなってしまうこともあります。
「ボク、どんどん足が遅くなっていくんだ……」
そんな風に寂しげに話す子どもは、自信もなさそうで、いたたまれなくなります。
もちろん、まだ小さいうちなら、正しい靴、正しい履き方を覚え、たくさん歩いたりすることで再び速く走れるようになります。
子どもに自信をもつことを覚えてもらうために
「足が遅くなっちゃって……」
そう言う子どもに、私たちは言います。
「大丈夫、合った靴をちゃんと履いて、たくさん歩いたり走ったりしたら、また速くなるよ」
そう言われた子どもたちはみんな、「ボク、頑張る!!」と急に表情が明るくなり、元気よく走るようになります。
足が遅くなってしまった……などと悩んでいる子は総じて頑張り屋さんです。
合った靴を履かせてもらったら、大人がびっくりするほど走ったり歩いたりして、だんだんと良い足の状態になっていくのが早いのです。
小さなうちから自信を無くしてしまうより、「ボクは、私は、やればできる」という子どもの方が、その後の成長にも大きな違いがでるのではないでしょうか?
ぜひ、「足が遅くなってしまった……」と悩むお子さんを見たら、まず専門家に足や靴の状態をみてもらい、合った靴を履かせてあげてみましょう。
近くに専門家がいない場合は、当社を含め、オンラインでも相談できる場所もありますので、子どもの自信、子どもの笑顔を靴で支えてみてはいかがでしょうか。
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