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親子で知りたい足育の知識:日本だけでスポーツを学び活躍することが難しい現状は靴にあり!?
柔道や水泳、卓球やバドミントン、テニスなど日本人が活躍しているスポーツは多々あります。
ですが、一方で「その活躍している日本人選手の数は……?」と言われると、実はちょっと欧米諸国から見ると少ないことも事実。
もちろん、その国の環境や国柄というものもあり、例えばどうしても骨格的な違いから陸上競技などは黒人選手の方が有利であるとか、氷の国ロシアはスケートが強い……といったことはあります。
しかしそこに付け加えて、日本でスポーツ選手が育ちにくい原因として、幼少期からの足育不足があるのではと……私たちは考えています。
靴を選ぶときはサイズ以外にも見るべきポイントが……
足育先生は今まで、3万人もの足を見てその傾向を確認したり、足の悩みを解決したりしてきました。
そうしていくうちに気が付いたことがあります。
まず、足の速い子、スポーツが得意としている子は総じて足の状態が良いのです。
足の状態が良いというのは、指が変形していたり、扁平足になっていたりせず、力強い理想的な足骨格をしているということ。
そしてもう一つ。
このような足の状態が良い子を見る機会は非常に少ない……という残念なことに気が付いたのです。
そもそも、相談してくる方のほとんどが合っている靴を履いていないケース。
合っている靴……というのは、縦の長さ(〇〇.〇㎝等と表示されているサイズ)はもちろんのこと、足の横幅もしっかりと狭いか、広いかを合わせられてこその『合っている靴』なのですが、残念なことに、日本の子どもの靴の多くは横幅のサイズ種類がほぼありません。
ですので、足の幅が細い子も、広い子も同じ「ミドルサイズ」の横幅の靴を履くことになってしまうのです。
キャラもの・流行ものに走る傾向も……
こうしたサイズの合っていない靴を履いている子が多くなる年齢にも気が付きました。
1~3歳まではちゃんとサイズのあった、しっかりした靴を履いていた子が、3歳から「キャラものの靴」を選んでしまっているパターンがあるのです。
もちろんキャラものの靴がいけない……というわけではないのですが、キャラものの靴の場合どうしても版権代がかかってしまうため、そちらに費用が掛かる分、靴機能や、材料費を削減せざるを得なくなってしまいます。
そうなると、どうしてもキャラものの靴というのは「足を守る機能」が少なくなって、足が不安定になりがちになってしまうのです。
こうしたキャラものの靴が増えるのが3歳以降の靴からで、今まであった靴を履かせていた親御さんが子どもの気を引く、もしくは子どもが欲しがったからといってキャラものの靴を選んでしまう分かれ道となっているのです。
これからは可能性を広げるための足育も
さらに輪をかけて、今はまだ『足育』という考えそのものがまだ日本人の中に浸透していません。
靴選びはもちろん、正しい靴の履き方(時にはマジックで留めるという感覚すらない方も!!)を知らない方が多くいます。
運動をする土台となる部分は誰がどう見ても『足』ということはわかるでしょう。
その足は6歳までの長いようで短い間にほぼ基礎が出来上がってしまうのです。
走るための足、跳ぶための足。その足がしっかりした状態で成長してこそ、将来の運動選手が出来上がっていいくのではないでしょうか。
「うちの子は音楽家にさせるからいいの」「うちの子は運動が苦手そうだから、勉強だけしていればいいの」では、子どもの将来の道が1つだけ、2つだけになってしまいます。
もしスポーツもできればそこに「アスリート」や「山登りが好きな子」「文武両道」とった道も開けていきますので、ぜひ、子どものうちから足育に力を入れてみてください。
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