靴の役目ってどれくらい重要なの?

靴の役目

突然ですが、皆さん!!

靴の役目……ってなんだと思いますか?

  • 道路を歩くと痛いから足の裏を保護するためにある
  • 社会的な見た目を保つのに使う
  • おしゃれのために
  • 走るために……

きっと色々なご意見があるかと思いますが、一言でいうと靴の役目は『足を保護する存在』なのです。

靴の役目を考えるとファッション目的はちょっと問題

歩く子ども
靴のお陰で痛くなく歩けます

靴というのは先ほどもお伝えしたとおり、『足を保護するための存在』。

素足で歩いたら10分と待たずに血だらけになってしまうであろう、アスファルトの上でも、靴を履けばずっと長く歩けます。

芝生の上だったとしても全力で走るなら、素足より靴を履いた方がずっと衝撃も弱まり、より速く走れますよね。

また、扁平足ならインソールを入れて、足の状態をより良くする役目を果たすのも靴。

つまり、靴は足のためにあるというのは間違いないでしょう。

ですが、最近では合わない靴を履いて、浮き指になったり外反母趾になったりする人がとても多くなっています。

それは本末転倒。

靴のせいで足が変形するなどあってはいけないのです。

靴はファッションという日本独自の考え方

ファッションとしての靴
カワイイのですが……

確かに、着こなしの中の靴の立ち位置は重要です。

“オシャレは足元から”と言われるくらい、どんなに綺麗な洋服を着ていても、靴が汚れていたら台無し。

しかし、本来の靴の役割は“足の健康を守るもの”です。

その本来の役割である基本を忘れ、靴を大半の人がファッションとして捉えてしまうのは、日本独自と言っても過言ではありません。

確かにファッション雑誌には「靴は足を守るもので~」などと書くワケもないし、親からこのようなことを聞いたことも、学校の授業で習ったこともないかもしれません。

靴の歴史が日本の10倍以上もあると言われるヨーロッパ ドイツでは、昔から靴は“足の健康を守るもの”として考えられ、子どもたちへの足育も徹底しています。

その上でオシャレを取り入れていますので、靴選びの基準が日本とは違っているのです。

足の健康を守るために、足の形に合う靴を履き、その上で、オシャレを楽しんでいただく……それが理想ではないでしょうか?

日本にも“靴は足の健康を守るもの”という共通認識が早く広まって、足の健康を維持していけたらいいですね。

因みにこうした、「足を保護するという本来の役目通り」に「自分に合った靴を」選んでくれるのが、街の靴屋さんなのですが、残念ながら日本ではそうした靴屋さんはとても少ないのです。

靴屋さんの役目とは……?

靴屋

本来靴屋さんはその人に最適なサイズや形、機能を備えた靴を選ぶのが役目なのですが、チラリと街の靴屋さんに入ってみると、大抵はファッション重視であることがわかります。

もちろん、それには靴屋さんの抱える大きな問題があるのですが、それは次回お伝えしましょう。

それよりも、ファッション重視の靴屋さんで、ささっと相談することなく選んだ流行の靴が、しっかりと靴の役目を果たしてくれる……とは言い難く、足育先生としてはぜひ足の専門家のいる靴の専門店で、30~40分かけて靴を選んで欲しいと言いたいところ。

もちろん、多くの靴屋さんにも靴の勉強をしているスタッフさんはいるのですが、足や靴、さらには骨格や歩行などもみられる専門家がいるところはとても数少ないでしょう。

ですが、各県に1~2件位は、おそらく足と靴の勉強をした専門家のいる靴屋さんがあるはず。

そうした場合は予約制になっていたり、子どもの足をみるだけでも30分~1時間かけてくれるところがほとんどでしょう。

ですので、「なかなかよい靴屋さんが見つからないな~」と探している場合、「予約制」「時間がかかります」と謳っている靴屋さんはそうした専門家がいる可能性が高いので、敬遠せずに、ぜひ予約を取って行ってみてください!!

今の子どもにこそ、靴が重要な理由とは?

ゲーム

「すぐに成長してしまう子どもの靴なのに……」

「よい靴を履けば、履き方なんて適当でもいいのでは?

そんな声も聞こえそうなほど、足の成長に良い靴というのは条件がたくさんありますが、欧米諸国に行くと基本的に子どもの靴はこうした条件を満たしたものばかり。

戦前戦後と下駄や草履が日常的な靴であった日本人にとって、足のための靴というのはまだ認識が浅いのかもしれません。

ですが、高度成長期を終え、大きく生活環境が変わり、車社会が当たり前になった現代。
子どもの足はどんどん弱くなっています。

仮に足に合わない靴を履いていたとしても、よく歩いたり、走ったりしていた一昔前の子ども(今の大人)たちは足そのものが丈夫で固く、靴に負けることが少なかったのです。

ですが、移動のほとんどを電車や車移動でしている現代の子は、足が弱く、合わない靴を履いてしまえば、すぐに足が歪んでしまいます。

また、足の指や足そのものの筋肉が少ない現代の子どもだからこそ、靴で補正すべく、よい靴、正しい靴を履く必要があるのです。

「近所の靴屋さんにそんな靴が売っていない」

「どこに行けば足育に良い靴って売っているの?」

と、靴をお探しの場合は、足育先生のお店「靴のやまごん」にご相談ください。

オンラインでも相談可能ですので、遠方の方でも相談しやすいのでオススメです。

靴だけではなく、子どもの足のお悩みに関しても、足育先生をはじめ足と靴の専門家が丁寧にお答えいたします!!

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