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親子で知りたい足育の知識:風土?文化?根本的な骨格から異なる足育の違い
足育は、靴の歴史が長く足育に力を入れているドイツの教育を見本としています。
足育先生は何度もドイツへ足育の勉強をしに行き、ドイツと日本の違いをたくさん見てきました。
その中で、足育教育がここまで違う理由などを見つけてきましたので、今回は「へぇ~」となる、日本人と欧米人の違いをお話したいと思います。
骨盤が後傾しやすい日本人・骨盤が前傾しやすい欧米人
日本人は内股が多い……。
そうよく言われるのですが、これには根本的な理由があります。
日本人の文化を見てみると、着物を着て、刀を使っていた人種ですね。
これは、なで肩、猫背でなければ使いにくいアイテムなのですが、そもそも猫背ということは、骨盤が後傾していないとできない体勢なのです。
武士に限らず、昔の田植えの浮世絵などを見てみると、しゃがんで田植えしているお日百姓さんが描かれていたり、薪を背中に背負っている絵があったりすることから、日本人は総じて骨盤が後傾する傾向にある人種だと言えるでしょう。
一方、欧米人はサーベルやフェンシングでもって戦い、コルセット付きのドレスを着ていた文化ですよね。
そのため、背筋がピンと反っているくらい伸びていないと構えにくいし、腰が沿っていないとコルセットを着用することができません。
つまり、欧米人は反り腰。骨盤が前傾している傾向にあるということなのです。
もちろん、昔の農家の絵を見ても、西洋の絵の登場人物は立った状態で前屈して田植えをし、腰が曲がりにくいので、物を運ぶときはターバンを巻いた頭の上に乗せていきますよね。
これはもう、生まれ持っての遺伝子の問題。
肌の色や目や髪の色が人種によって違うのと同じ問題ですので、仕方のないことなのですが、そうした骨盤が前傾している文化の履物を、骨盤が後傾している文化の日本人が使うのであれば、それなりに、長く靴を履いている文化から多くを学んだ方が早いということはわかりますよね?
西洋化する環境に合わせた生活を
多くの道がアスファルトで舗装され、移動は基本的に車。
仕事はほとんどが座り仕事。
文化が西洋の物となってしまっている現代、いつまでも草履と下駄の時のような生活をするわけにはいきません。
と言っても、遺伝的骨格という根本的な違いがある以上、日本人向けの足育が必要となってくるのです。
例えば、座る時は正座やお姫様座り、横座りではなく、あぐらで。
しかも、出来る限り骨盤を立てられるよう、足を前の方で組んだあぐらを。
そう言っても、日本人には深く座るあぐらがぴったりくるため、難しいことも……。
こうした座り方ひとつでも異なる問題を、解決できるよう、私たち足育の先駆者は頑張ってお伝えしていきたいと思っています!!
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