10センチほどの高さから靴を落とし、内側に方向けば内股気味、外側ならがに股気味……など、靴にはその持ち主の歩き癖、脚の状態などがしっかりと刻まれます。
特に子どもは土の上でもアスファルトの上でも走り回る事が多いため、大人のジョギングシューズ顔負けにすり減っていく量が多いのですが、もちろん靴底が減るほど靴は傾いていくのです。
靴の減り方は脚の癖をそのまま映し出します。
今回は、靴の減り方と脚の状態や歩き癖、そしてここから導き出される『靴を定期的に交換する重要性』についてお伝えします。
靴というのはその人の歩き癖をそのまま映し出します。
例えば『O脚』の場合……靴後ろ外側が減っていきます。
扁平足の場合、後ろが削れていきます。
『内股』の強い子の場合……内側が削れていってしまいます。
そして、正常な減り方というのは『かかと外側、斜め45度』の方向が削れていくこと。
因みにこうした靴の減り方で脚の状態を見るというのは、6歳以上の子を基準としていった方がよいですが、大人の方でもこのような靴の減り方に身に覚えはありませんか?
お子様はもちろん、自分の靴の減り方を確認し、後ろ側の外側斜め45度が減っているか。
内側だったり外側だったり、真後ろだったりと、よくない場所が削れていっていないかをちゃんと見てみましょう。
このように、脚の状態で靴底の減りというのは場所を大きく変えていきます。
癖がある人は靴底が減れば減るほど、靴が傾いていくので、より一層加重がその方向にかかり、体も傾いていき癖が強くなってしまうのです。
ですので、3歳未満は3ヶ月に1度、3歳以上は半年毎靴を交換していきましょうというのは、足が成長して大きくなっていくからという理由だけではなく、3~6歳という足育にとって一生で一番大切な時期に癖のついた状態で歩かせずに、正常な筋肉・骨格・歩き方を身につけてもらうためにも、定期的に交換して、すり減りのない少ない靴を履かせましょうという事なのです。
もちろん、大人の人でも『成長する訳でもないし、まだ履けるし』と、何年もボロボロの靴を履いている方がいますが、靴底は減っています。
傾いた靴で歩けば、それも腰痛・膝痛の元になったりしますので、大人でも定期的に靴は修理に出すか、新しい靴に交換するようにしましょう!!
子どもの成長・発達には、土台となる『足』の正しい成長『足育』が欠かせません。
ぐずり・もたつき・姿勢不良等など。
靴と足のチェックで子育ての悩みも解決できることも。
・講演実績年間50回
・相談件数年間2000件
靴と足の専門家、足育先生に無料で相談できる「LINE相談」はこちら!!
足と靴の相性もアドバイスいたします。