赤ちゃんの良い歩き方はハイハイの期間とファーストシューズ選びがカギだった!?【親子で納得足育知識】

赤ちゃんの歩行

赤ちゃんが良い歩行をスタートするために、大切なことは何でしょう?

実は、歩き始める前の期間も、足育には大きく関係しているのです。

そして、歩き始めてから初めて履く靴、ファーストシューズも赤ちゃんの足と歩行に大きな影響を与えます。

今回は、“0歳からの足育”についてお話させていただきます。

歩き始める前にたくさんハイハイをさせよう

ハイハイ

赤ちゃんの歩き方が、より良くなるために大切なことは、十分なハイハイです。

このことに気づいていない方はとても多く、早いつかまり立ち・歩き初めに喜びがち。

近年、少子高齢化とあり、核家族化が進んでいますね。

3世代・4世代が一緒に住んでいたような昔の家のように、家族総出で集まれるような、広いお座敷部屋があったりする家もなかなかないでしょう。

マンション・アパートなどで暮らしている場合は特に、リビングにテレビ台やダイニングテーブル・ソファなど、さまざまな家具が並んでいると思います。

そのような空間は、赤ちゃんにとって、つかまり立ちしやすい環境と言えます。

兄弟がいると尚更、お兄ちゃんやお姉ちゃんと一緒にあそびたくて、赤ちゃんは一生懸命同じ視線になるように何かにつかまって立とうとしてしまいます。

ここで重要なことは、赤ちゃんが家具などにつかまって立ち上がった時に、「あ!ハイハイをもっとさせなきゃ!」と気付き、優しく手を下ろしてあげること。

そして、ハイハイを促してあげることです。

ハイハイは『歩くための練習期間』です。

【0歳からの足育!?】ハイハイは足育のスタート地点!?【親子で納得足育知識】

骨盤や股関節、脊柱の動きをハイハイすることで学んでいて、そこから身体が「あ、足を前に出すためには股関節をこう動かすんだな」とか、「足で立つにはここの筋肉を使うんだな」ということを学習し、正しい歩行へ向けて身体が出来上がっていきます。

ですので、できればハイハイがたくさんできるような環境を家でも作ってあげましょう。

1部屋は家具などを最小限にして、つかまり立ちがしにくく、ハイハイがしやすい部屋を作ってあげるのはどうでしょうか。

物が無ければ掃除もしやすく、なんでも口にいれてしまう赤ちゃんにとっても、安心な環境ですよね。

家の中での空間作りが難しい場合は、日中は子育て支援センターや、赤ちゃん広場などを利用し、赤ちゃんに思う存分ハイハイさせてあげましょう。

十分なハイハイができた赤ちゃんは、歩き初めの歩き方が全然違ってきます。

歩き方は誰に教わるでもなく、自然とできること。

だからこそ、O脚が強い赤ちゃん・足がまっすぐな赤ちゃん・歩いている時にフラフラ揺れて歩いたりする赤ちゃん・内股が強い赤ちゃんなど、色んな歩き方をする赤ちゃんがいるのです。

立ち上がった時にバランスが取りやすく、成長してからの良い歩行、良い姿勢の獲得の為、つかまり立ち・歩き初めは焦らずゆっくりで大丈夫です。

だいたい目安として1才半までに歩き始めることが理想的と言われていますが、講演会などでは、10ヶ月頃という、かなり早い段階で歩き始めたとおっしゃる親御さんも何人かいました。

「早すぎる歩行で赤ちゃんの足は大丈夫かな」と心配する親御さんもいらっしゃいます。

しかし、だいたいの親御さんは歩き初めが早いと喜んでしまいがちです。

もちろん、10ヶ月での歩き初めでも、しっかりした歩行をする子もいますが、足がちゃんとできた状態で歩き始めた子と、まだ足が弱い段階で歩き始めた子では、歩行に違いが出てきます。

足が弱い段階(6〜7ヶ月)でつかまり立ちを覚えて、10ヶ月頃歩行を始めてしまうと、場合によっては扁平足の強い『外反扁平足』という、かかとの骨が外を向いてしまう状態になる可能性もあります。

あまり神経質になる必要はないのですが、歩行まではハイハイをたくさんさせてあげ、平均して1才2ヶ月以降くらいで歩き出すことができれば、よい足育をスタートできるでしょう。

そして、『長くハイハイの期間をとることは、赤ちゃんにとって良いことだ』ということを、全国的に知っていただきたいです。

ファーストシューズで歩き方が変わる??

ファーストシューズ

赤ちゃんが歩き始めて最初に履かせる靴、ファーストシューズ。

あまり知られていませんが、足と靴の先進国ヨーロッパ・ドイツと日本では、ファーストシューズの意味がちょっと違います。

ドイツでいう“ファーストシューズ”とは、室内履きの練習靴を指します。

革でできた練習靴なのですが、赤ちゃんの足の特徴・幅に合わせた作りになっていて、無理なく履いて過ごすことができます。

そして、ドイツでセカンドシューズと呼ばれる靴が、日本でいうファーストシューズです。

ちなみに、ファーストシューズを履かせるタイミングって知っていますか?

立ち上がったら?

いやいや、まだ早い。

じゃぁ、1歩、歩いたら?

いいえ、まだまだ早い!!

正解は……10歩、歩いたら。

立ち上がって5歩くらい歩けるようになったらファーストシューズを探し始めて、10歩歩けるようになったら履かせてあげるようにすると良いでしょう。

そして、ファーストシューズ選びは足と靴の専門家がいるお店で選んでもらいたいです。

なぜなら、先ほど、ドイツでは足の特徴・幅に合わせた作りになっていると言いましたが、日本で作られている靴は足の特徴や幅で選ぶことができません。

また、親御さんが靴と足の関係を重要視していない場合が多く、ファーストシューズはファッション感覚で選ばれがちです。

見た目にはとてもかわいいですが、練習用の靴下のような靴を履いている赤ちゃんも時々見かけることがあります。

足育的にはこれが本当に心配。

かわいい靴を履かせたい気持ちはわかるのですが、足に合わない靴を履かせてしまっていることに気づかず、揺れてしまう歩き方になったり、内股が強くなったり、赤ちゃんの足の小指が曲がるなど、赤ちゃんの足のトラブルも増えています。

合っている靴を履けば、しっかりとした足取りで理想的な歩行になり、今や平均寿命80数年と言われる長い人生をスタートできますので、ファーストシューズ選びは足と靴の専門家に是非相談してくださいね。

幼児の靴選び『プロ』はこうする!!【親子で納得足育知識】

足育先生のお店では、ドイツ製のもの・日本製の物、どちらも履いてみてもらい、実際の歩き方を比べます。

やはり、靴の幅を狭い・普通・広いから選べるヨーロッパの靴は、フィット感重視なので、脱ぎ履きさせるのは少し大変ですが、履いた時の安定感・姿勢がとても良く、歩幅も大きくなります。

日本製のものは脱ぎ履きがしやすい分、甲の部分・足支えの部分のフィット感が弱く、見た目は全体的にずんぐりむっくりした印象があります。

赤ちゃんは歩く時に安定感を保つために『ハイガード』という両腕を大きく広げた歩き方になるのですが、この広げた腕が下に降りて、手を使わなくてもバランスがとれる『ローガード』になると“安定感がある”と言えます。

ドイツ製のものを履かせると、揺れないようなキレイな歩き方になるので、ローガードになりやすく、また、『歩隔』という足の左右の開き幅も狭くなり、より安定した歩行ができます。

一概に日本製のファーストシューズをオススメしないわけではありませんが、ドイツ製・日本製を履いた時の歩き方を比較し、ご予算と相談しながら、良い靴を見つけていただくお手伝いをしています。

お客様の一例ですが、

「ファーストシューズを履かせても全然歩いてくれない」というお悩みで来店してくださったご家族がいました。

靴を履かせても座りっぱなしで歩こうとする様子もなかったそうです。

足の計測をし、赤ちゃんに合ったサイズ、適した形の靴を履かせると、どうでしょう。

座りっぱなしだった子が自分から歩いたのです。

このように、合っている靴を履くと、赤ちゃんはどんどん歩きたがります。

赤ちゃんは、今まで足に靴のような固い物をつけたことが無いので、初めての靴にびっくりして嫌がる子もいますが、「この靴を履いたら公園にいける」「この靴を履いたらママやパパとおでかけできる」というふうに、赤ちゃんの好きな場所へたくさん連れていってあげるようにすると、喜んで履いてくれるようになりますよ。

そして、足に合う靴を履くと足の裏のセンサーを養うこともできますし、たくさん歩いても疲れないので、歩くことが大好きな子に育ってくれるでしょう。

 

“歩き方の先生”になってくれるのが、日本でいうファーストシューズ。

赤ちゃんの成長・発達には、歩行量もとても大切です。

合っている靴を履かせ、より良い歩行ができるようにしましょう。

 

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