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ハイハイは足育にとってとても大切な期間
赤ちゃんにとって、足育のスタート地点とも言えるハイハイの期間。
しかし現代は、このハイハイの期間が短くなり、つかまり立ちが早い赤ちゃんが増えているのです。
足育的には、ハイハイの期間が短すぎることは足育のスタートとしてはあまり良くないと考えています。
今回はその理由をお話させていただきます。
ハイハイの期間が短くなってしまった理由
昔に比べ、赤ちゃんのハイハイの期間が短くなってしまっている原因に、『現在の住宅環境』があげられます。
昔は広い平屋に3世代・4世代の家族が一緒に暮らしていて、食事の時など全員が集まることができるお座敷部屋あり、家全体が広々としていました。
家財道具も布団・衣類・食器・ちゃぶ台など、最低限のものでしたので、言うなれば“つかまり立ちがしにくい環境”だったのです。
その為、赤ちゃんは筋力が備わるまでは「立ち上がる」という行為はできず、ハイハイの期間がしっかりとあったと考えられます。
一方現代では核家族化が進み、3世代・4世代が一緒に暮らしている家庭は少なくなっています。
ひと世代で暮らし、マンション・アパートでの生活、一戸建てであっても、2階建て、3階建ての家の造りが多いため、昔のように広々としたお座敷のような空間はありません。
その中に、ダイニングテーブルやソファ、テレビ台などが置かれ、自然と“つかまり立ちがしやすい”環境ができてしまっているのです。
つかまり立ちが早いことで起こりうる弊害
ハイハイは「歩くための練習期間」です。
全身の関節・筋肉を使い、筋力をつけ、バランス感覚を養います。
このハイハイの期間が短く、足がしっかりと出来上がる前に立ってしまうことを足育先生は心配しています。
足が出来上がる前に立ってしまうと、体を支える筋肉がまだ未発達なため、扁平足の強い『外反扁平足』という、かかとの骨が外を向いてしまう状態になる可能性があります。
特に外反扁平足は、一度なってしまうと治すまでにとても時間がかかります。
昨今はこういった赤ちゃんの足のトラブルの相談が増えています。
育児の中にトラブル対応に追われてしまうのは、親御さんにとっても負担になることだと思います。
足ができあがってからつかまり立ちをするをするような、理想の成長をするためにはどうしたら良いでしょうか。
ハイハイができるスペースを確保しよう
赤ちゃんが思う存分ハイハイができるように、ひと部屋をキレイに片付けてみるのはどうでしょうか。
例えば、日中過ごす時間が一番長いリビング。
置く家具・家電を最低限にして、赤ちゃんの手が届く物を減らしてみましょう。
そうすることにより、赤ちゃんは自然とハイハイの時間が増え、よい足育をスタートできます。
また、物が無ければ掃除もしやすいですし、なんでも口にいれてしまう時期は、部屋がキレイに片付いていると安心です。
赤ちゃんも、体をたくさん動かすことができ、心身共に、成長を促すことができるでしょう。
足育先生としては、ハイハイの期間がしっかりあることは足育に良い事だと言えますが、ハイハイの期間が短くなってしまった原因の一つである「核家族化」。
生まれたばかりの赤ちゃんと常に向き合っていく親御さんは、赤ちゃんの為に考えなくてはならないことが山ほどあるかと思います。
頼れる方が少ない中で、足育のことに関して親御さんが神経質になってしまっては、すり減る物があまりにも多くなってしまいます。
なので、予備知識として今回のお話を覚えていただけたら幸いです。
歩行までの理想は、ハイハイをたくさんして、1歳半までに歩くこと。
平均して1歳2ヶ月以降くらいで歩き出す子どもの歩き方は良いですね。
不安なことがあれば、いつでもご相談ください。
良い足育のスタートを全力でサポートさせていただきます。
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