足の形のタイプによって異なる靴の選び方の注意点

足の形の話

足の形って『足の形』としか思わず、みんな同じ形をしていると思っていませんか?

少し足に詳しい方でも「幅が広い」「幅が狭い」という違いくらいしかない認識かと思いますが、実は足の形には3つのパターンがあるのです。

もちろん、その足のタイプ(型)に、よってオススメの靴の形も違ってきます。

今回は足の大きく分けたその3つの足の形と、そのタイプに合った靴の選び方を、簡単に解説していこうと思います。

日本人にもある3つの足のタイプ(形)

足のタイプ
足の形にも違いがあります!!

足のタイプは大きく分けて以下の3種類に分けられます。

エジプト型

親指が長い足。

エジプト彫刻に多い足の形をしています。

ギリシャ型

親指よりも人差し指が長い足。

中指から小指にかけて指が短くなっているという特徴もあります。

ギリシャ彫刻でよく見られる足の形です。

スクエア型

親指から小指までが真四角な足のタイプ。

このように足の形には『エジプト型』『ギリシャ型』『スクエア型』という3つのパターンに分かれています。

エジプトやギリシャという名前から外国人の足の形であって、日本人には関係なさそう……という感覚になりそうですが、日本人もこの3つのタイプに分かれています。

ですが、ちょっと残念なことに日本で売られている靴は、パターンが少なく、日本人で一番多く見られる親指の長い『エジプト型』向けの形が多いのです。

本来、靴を選ぶ際は、この3種類のタイプにプラスして

『幅が広い狭い・指の厚みがある・甲が高い・踵の広い狭い』

などを考慮し、足と靴を合わせていくのがベスト。

今回はそこまで説明すると長くなってしまうので、幅等の足の特徴は考えずに、エジプト型・ギリシャ型・スクウェア型3種類のタイプに合わせた靴の選び方を紹介いたします。

足の形に合わせたオススメの靴の形

エジプト型

エジプト型は日本人で最も多い足の形で、重心が親指側に傾きやすいという特徴があり、外反母趾になりやすいのがちょっと難点。

その分、地面と設置しやすいどっしりとした形なのですが、それは日本人が元々農耕民族であったからと言われています。

このエジプト型にオススメの靴の形は、オブリークトゥという、親指の部分が一番長く、そこから小指にかけて実際の足の形の様に斜めにカットされた靴。

オブリークトゥ
オブリークトゥはこのような形

オブリークトゥは子ども靴には無い形ですので、子どもの場合は、親指の高さに合い、足幅の広さにも合ったつま先が太く丸い靴を選びましょう。

靴のサイズは、親指を基準に見て、1〜1.2センチ大きい靴がオススメです。

ギリシャ型

とがっているような形の靴でも合わせることができる足の形で、欧米人に多く見られる足のタイプです。

これは、欧米の人たちが元々騎馬民族で、重心は高く、遺伝的に足も長い人種なので、そうした骨格から来ているのではと言われています。

このギリシャ型のタイプだった場合は、つま先がアーモンドのような形で優しく丸くなっている靴がオススメ。

人差し指を基準に見て、1〜1.2センチ大きい靴にしましょう。

ちなみに、形の問題上、人差し指が靴の先に当たって痛くなったり、つま先にマメができたりしやすいと言われていますので、その点には注意が必要。

人差し指が靴にあたると、無意識に足指をかがめながら履いてしまうので、そのまま人差し指がかがんだ状態で固まってしまったり、爪が下を向いたりとダメージを受けやすいのです。

スクエア型

親指から小指までほぼ同じ長さのスクエア型は、足幅の広が人に多いです。

日本人には比較的少なくて、残念なことにパンプスやヒールが合わない形の足タイプ。

つま先が大きく丸い靴がオススメですが、幅広の靴が少ないため靴選びにちょっと苦労することが多いでしょう。

ですが、幅の細い靴を無理に履き続けてしまうと、外反母趾や、ハンマートゥの原因となりますし、親指・小指が圧迫され、血流が悪くなり疲れやすくなりますので、靴選びの際はできる限り見た目よりも履きやすさ、自分に合う合わないで判断していくようにしましょう。

みんな違ってみんないい

このように足の形は1つだけではなく、大きく3つに別れています。

さらに足の形のタイプに加えて、甲高だったり、幅広、幅狭なども加わりますので、足の形は本当に千差万別。

どの足の形がよい、悪いという事もなく、みんな違っみんな良い足。

ですが、自分の足の形を把握しておくと、靴を選ぶ際に「あ、この靴だと指に当たる」「このタイプの靴の方が楽に履ける」などとわかるので、足育にもオススメ。

どのタイプの形の足の人も、足に合わない靴を無理に履いてしまうと、痛みや足指の変形につながりますし、姿勢が悪くなったり、腰痛・膝痛になったり、疲れやすくなってしまう可能性もありますので、自分の足の形を良く知ることはとても大事です。

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