スポーツの成績が靴選びで大きく変わる理由

スポーツと靴

皆さん。自分の子どもの足は「速い」と思いますか?
それとも「うちの子はちょっと運動神経がよくなくて……」とあきらめていますか?

ですが、その諦めは早合点かもしれません。

「なぜその子の足は遅いのか?」と考えてみたことはありますか?

背格好が同じはずなのにお友達の方が足が速い。

そんな場合は、往々にして間違った『足育』が原因となっているケースがあります。

そう、「靴を変えるだけで足が速くなる」という、驚きのお話をお伝えします!!

一流選手ほど靴をしっかり選びます

野球選手
一流選手ほど靴をしっかり選びます。

野球界で伝説となっているイチロー元選手は、バットやグローブをミリ単位で注文し、その注文が叶うまで何年もかけていたそうです。

特に靴はその都度、むくみ・むくまないで足の状態が変わりますし、朝・晩では大きさ自体が違っています。

「計測したサイズなら、どの靴を履いても大丈夫」と考える方も多いかと思いますが、それは大きな間違いです。

さらい、靴は同じサイズでも、メーカーによりフィット感が全然違いますし、靴は立体的に作られていますので、同じサイズでも甲の高さが違ったりして、きつく感じたり、緩く感じたりします。

コンマ何秒記録を縮めたい陸上選手や、怪我をしたら全てが台無しになってしまうスポーツ選手にとってとても大事なアイテム。

靴を選ぶときはサイズだけでなく、靴の特徴と足の特徴が合うものを選ぶことをオススメしています。

足育先生
足育先生

ちなみに、サイズやフィット感など、靴選びよってタイムが下がる・上がるといったことを部活動などで経験してきたお父さんお母さんは、とても熱心にお子さんの靴選びをしている印象がありますね。

靴一つで16位から3位へ!?

少し前に流行っていた「足が速くなる靴」。

見た目も格好よく、子どもの人気もあったことから、親御さん方がこぞって運動会シーズンになると買うこともありました。

足育先生
足育先生

これ以外にも、少し背伸びをしてスポーツブランドの靴を履かせる方も多かったですね。

ですが、例えどんなに見た目が速そうな靴でも、自分の子どもの足に適していなくては、速く走れるものも走れません。

一般的に速く走れる靴と謳っている商品は、左カーブ(コーナー)の時に走りやすいように、靴底のスパイクが左に足を誘導します。※例外もあります※

そうするとカーブは曲がりやすいのですが、直線では走りにくかったりします。

トラック
陸上競技は基本的に左回り

また、靴底のスパイクが左右非対称な靴を履くと、足から骨格へと歪みが生じてしまうこともあります。

ですので、スポーツブランドなどでもなく、足の基礎を考えられた子どもに合った靴を履いた方が、子どもの足の基礎力そのものを付けられる点も含めておすすめなのです。

足育先生の見ていたお子様の中では、靴を変えたことによって、マラソンで16位だった子が3位まで上がったこともありました。

足の速い子が履いている靴とは……?

では、本題の『足の速い子が履いている靴』とは、一体どんな靴かというと……。

  • かかとを支える部分(カウンター)が固いこと
  • 履き口が狭いこと
  • 指先からつま先まで(大人の)小指1本分の隙間があること
  • マジックなどでしっかり絞めることができること

他にもまだまだあるのですが、まず重要な部分がこの4点。

特に大切なのが「かかとを支える部分が固いこと」。

子どもは「かかとから着地し」「つま先から蹴り出す」という走り方をします。

つまり、靴のかかと部分が柔らかいと、着地した時の衝撃でかかとが揺れてしまいます。

かかと
イメージ

人間の骨格というのは、かかとの骨の上に足のすべての骨が乗っかっています。

つまり、かかとが安定していれば、かかとより上のすべての骨が安定するのですが、着地の際にかかとがグラっとしてしまうと、体中が無駄に揺れてしまうので、しっかりとかかとがホールドできる靴の方が早く走れるのです。

因みに、どれくらい固いほうが良いのかというと……。

大人が指でギュっと押さえてもガチっと形を崩さず、ぐっと中側に思いっきり押しても倒れないくらい固くても大丈夫!!

むしろ、それくらいしっかりしている靴でないと、走る子どもの足や骨格を支えきれないのです。

かかとの固さ
カウンター部分を触ってみましょう

成長を促すことにもつながる靴選び

足育先生のお店へお子さんと計測にいらっしゃるお父さんは、じつは本当に熱心な方が多いという印象があります。

フィッティングでお子さんの足に合う靴を購入し、お父さんと日々、走り込みをして、タイムを上げようと努力している親子もいます。

それもこれも、靴の重要性をお父さんご自身が経験されているから!!

合わない靴で歩くと、子どもは歩きたがらなくなりますし、ましてや、長距離を歩いたり、走ったりなんて無理な話です。

ですが、子どもは走ったり歩いたりして筋力がつき、筋力がつくことによって成長を促すのが自然の摂理。

走ったり歩いたりすることが、こどもにとっての大事な仕事なのです。

靴で大きく変わるスポーツパフォーマンス。

お子さんが一生懸命スポーツをされているなら、親御さんは靴選びなどで応援してみてはいかがでしょうか?

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