内股の原因や弊害を履き癖から確認 対処していきましょう

内股の話

女の子はちょっと憧れるかもしれない『内股』。

ですが、この「内股がいいな」と思う感覚は日本人独特のものであったということはご存じですか?

また、内股は日本人に多いと言われています。

その原因や弊害について、詳しく学んでみましょう!!

内股とはどういう状態?

内股の子
極端な例ですがこんなような感じ

内股とは、脚の膝側がくっつくように内側に向いてしまっている状態のこと。

女の子らしくて、ちょっと可愛らしくて、「守ってあげたくなっちゃう」感じがするかもしれません。

これは、日本の誇るべき文化「アニメ」「マンガ」などでしばしば、内股の子が描かれているという影響があるのではと考えられています。

ですが、諸外国へ行くと内股は、がに股やX脚と同じように、骨格的によくない状態とされて、「内股だから可愛い」という認識はありません。

海外で活躍しているモデルさんを見てみるとわかるとおり、皆すらっと真っ直ぐに伸びた脚を美としています。

もちろん、マンガやアニメが悪いということはありません!!

ですが、お子さんがアニメを観るようになって内股を真似するようになったら「それは、現実の人間にはダメだよ~」と(笑)優しく諭してあげましょう。

内股の弊害

さて内股になるのは、見た目もさることながら、他にも問題となる点がいくつかあります。

内股による問題点
  1. 歩く際に自分の脚に引っかかって、転倒しやすくなります
  2. 関節に変形をきたす場合があります
  3. もちろん早く走ることも、高くジャンプすることなどもしにくくなります
  4. 将来的に膝・関節・腰などに痛みを負う可能性が高くなります

その他、筋肉の付き方に偏りを生じ、年頃になるとお尻の周りに余計な脂肪がついてしまったり、「横張さん」と呼ばれる、太ももの外側にお肉がついて、下半身太りしているように見える状態になる可能性もあります。

ですので、小さい頃は「内股って可愛い」と思っていたとしても、将来的に見ると良くないことばかりとなりますので、小さい内から気をつけていた方がよいのです。

内股になってしまう原因とは?

内股の子
内股の子

さて、こんな色々と弊害を起こしてしまう内股ですが、一体なにが原因かというと……。

内股の原因の一例
  • 扁平足である
  • W座り(女の子座り)で骨盤が歪んでしまっている
  • 外歩きが少なくX脚の状態のまま成長してしまう

などといったことが挙げられます。

扁平足だから内股になるという説もありますが、内股だから扁平足になるという説もあり、『卵が先か、鶏が先か』といったような感じですが、いずれにしても足育不足であるということには変わりません。

また、3歳くらいになると子どもは結構な確率で弱X脚になるのですが、元気に外で歩いたり走ったりしているうちに、通常は段々と真っ直ぐになっていきます。

ですが、最近の子どもは測定のために立ってもらおうとすると、すぐに座ってしまうくらい、長く立つことが苦手な子どももいます。

それくらい脚の力が育たなくなるほど、外歩き、外遊びをしていないということなのです。

そうなると、真っ直ぐになる脚もXの状態のままになってしまい、そのまま内股になってしまうケースが多く見られるようになるのです。。

きれいな足はどうやって作る?

モデル
モデルさんの脚はまっすぐでキレイですよね

誰もが憧れる、モデルのようなスラリとした足。

太ももがキュっと締まっており、ふくらはぎも適度に筋肉があり、何より真っ直ぐ美しい立ち姿になる脚。

こうした脚は、筋肉が「丁度よく」ついている状態です。

正しい靴を正しい状態で履いた場合、歩行でメインに使う筋肉はふくらはぎとハムストリングになります。

ですが、もしゆるゆるの靴を履いていたり、紐を絞めずに靴を履いていた場合、すり足っぽい状態になるため、太ももの前や脛のあたりの筋肉を使って歩くことになります。

この2つの筋肉は、基本的にそこまで発達させる必要のない筋肉です。

筋肉
筋肉の図を見るとよくわかるかもしれません

それなのに太ももの前側やすねの方の筋肉を鍛えてしまうと、ふくらはぎを使うことがなくなるため、ふくらはぎの締まりがなくなったり、本来使われるはずの筋肉が衰えて内股やX脚、O脚、ガニ股といった状態の脚になってしまうのです。

また、扁平足はX脚になりやすく、またとんび座り(お姫さま座り)といった座り方をクセにしてしまう場合でも、筋肉が捻れて癖がつきO脚、X脚になりやすいです。

6.7歳がO脚、X脚の分かれ道になります。
足育を心がけて、理想的な脚になるようにしましょう。

足育先生は内股をどのように治した?

足育先生は元々、自分が扁平足で疲れやすく、足トラブルから腰痛や膝痛などの問題を抱えていたのです。

内股も人から指摘されるほどだったのですが、中学校上がったあたりで「内股」と笑われてしまうので、意識して「内股にならない歩き方」をするように心がけて、歩いたり走ったりしていき、だんだんとバランスよく筋肉が発達していくようになって、20代では「気を抜かなければ内股にはならない」という状態にまでなりました。

そして、足育の勉強をするようになって、歪みをとる靴を履くようになると……あっという間に内股が改善されたのです。

本人の意識も大切ですが、靴を見直すことで長年の悩みがこうして改善されることもありますので、本当に靴というのは重要なポイントです。

女の子であれば、やはり真っ直ぐなきれいな脚をと……思うものですし、男の子であっても、ガニ股では本来の運動能力が半減してしまいます。

将来モデルになりたい……と思った時には内股でした、というのでは悲しいこと。

なにより、成長し、青年となり年を重ねていく際に、足のせいで腰が痛い、膝が痛い……とならないためにも、足育は大切な教育なのです!!

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