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悩ましい靴屋さん問題……裏側を少しだけお見せします
前回『靴の役目とは?』というテーマで書いたお話の中で、靴屋さんの抱える大きな問題……ということに触れました。
「靴屋さんに問題なんかあるの?」と、普通の方は思うかもしれませんが、日本には日本独特の靴屋さん問題というのがあるのです。
ちょっと難しい靴屋さんの問題
日本の靴の品揃えを見てみると、おしゃれで、可愛い靴がたくさん並んでいるかと思います。
一方で、その靴のサイズ、とくに幅に関しての種類展開がとても少ないことに気がつきませんでしょうか?
大人の靴であっても、「あ、この靴いいな」と試着してみたら横幅サイズが狭かったり、広すぎたり……という事が多々あるのに、子どもの靴だとなおさらサイズ展開がないというケースが……。
実は、ここが日本の靴屋さん問題の重要なポイントなのです!!
サイズ展開の必要な子ども靴
子どもの靴はサイズが12センチから24.5センチまであります。
つまり、サイズだけで27足必要となる計算ですね。
(12㎝ 12.5㎝ 13㎝ 13.5㎝……と計算していきます)
そして、そこに『女の子向け』『男の子向け』というデザインや、幅の狭い・普通・広いという種類まで取り入れると……。
1パターンの靴で150足以上も取り寄せないといけないという計算に……!!
当然、色や他のデザインや……という選択肢も必要になりますが、少子化で子ども靴の売上自体が徐々に減って売れ残りが多くなってしまっている中、そこまでの労力を靴屋さんが一身に背負うことは……難しいと思いませんか?
もちろん、靴の種類がなければ子ども靴の相談は受けることができませんが、こうなってくると真面目に靴屋さんが子ども靴と向き合える余力がないのです。
不況も相まって……
そして、さらに困ったことに、現在の子ども靴の平均出費額は大体1回3000円と言われています。
これは、バブルが弾けてからずっと長く不況であることも一因しており、場合によっては「明日のご飯も売れ残りでまかなっていて、靴どころじゃないのよ!!」という世帯もあり、私たち一般市民ではどうすることもできない問題です。
それでも、1000円の靴などは、足を支える機能もろくろくない状態のものですので、できれは1000円の靴は洗い替えのときに履かせる代用品と思って使用していただきたいな……と思いますが……。
ですが、靴の値段は材料の値段と考えても良いほど。
良い材料をたくさん使っている靴ほど、足を保護したり支える力があり、平均の3000円くらいになれば、かかとの支えは弱いのですが、全体的には強度が出てきて50点くらい。
5000円くらいになると、かかとの支えもしっかりとして、子どもの靴としての機能もギリギリ合格点にはなるのですが……。
靴屋さんとしても5000円の子ども靴を幅も、サイズもフルに揃えて……というのはとても負荷がかかり、ほぼほぼ無理でしょう。
足育先生のお店も半ばボランティア(笑)
さて、足育先生のお店、靴のやまごんではヨーロッパから子どもの靴を取りそろえています。
もちろん、正直大変です!!(笑)
ですが、
- 良い靴をお届けしたい。
- 子どもたちの足をより良い状態で育てていきたい。
- 正しい足育を伝えていきたい。
こうした想いから、ちょっと大変ですが、半ばボランティアの状態で子ども靴を幅広く揃え、30分~1時間かけてフィッティングして、これぞという1足を提供しています。
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足育を日本中に広めるために足育先生は講演会やSNSで啓蒙しています。まだまだ足育を知らない親御さんは沢山います。是非子ども達の一生の足を守る為にも沢山のシェアといいねのご協力をお願いします。
いつか日本の文化に足育が広がり、親から子に足育を当たり前に伝える文化になる事を願っています。
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