地方によって違う冬長靴のお話
冬になるとあなたはどのような靴を履きますか?
沖縄では10月でも海に入ることができ、4月から海開きという暖かさ!!
そこから北へと上がっていって、九州地方や関西、関東と来ると、だんだんと冬の寒さが厳しくなってくる地方へとなりますが、例えば海に囲まれた太平洋寄りの千葉県では真冬でも寒暖の差が少なく、雪が降ることはあまりなく、積雪5センチで交通パニックになることもあるくらい。
一方、京都などでは千葉よりも南であっても山に囲まれた盆地で雪が降りやすく、寒さも厳しくなります。
そして……長野や秋田と上に行くと、もうそこは雪国。
恐らくあまり雪の降らない地域では『長靴=雨の日の履物、梅雨時期の履物』という意識が強いかもしれませんが、こうした北の方の地域になればなるほど『長靴=冬の防寒の一種』という『冬長靴』の感覚が強くなるのではないでしょうか。
今回は、そんな「冬長靴についてのお話」を数回にわたってお伝えしたいと思います。
冬の長靴は温かいけど……
長靴と聞くと一般的に想像するのは、この写真のような全体がゴムで覆われたものを想像するかと思います。
もちろん、これも長靴なのですが、寒い地方での冬長靴というのは、中に綿や裏起毛が付いた防寒重視な長靴のこと。
昔は冬の雪深い地域でも、藁沓(わらぐつ)しかないため、雪が入りこんで足がしもやけになってしまう……なんて江戸時代の小説を読んだこともあるかと思いますが、現代ではこのような長靴のおかげで真冬でも足先を暖かく守ることができます。
ですがこうした冬長靴は、温かく過ごすことができる一方で、樹脂系サンダル並みに……といっては難ですが、あまり足にとっては良い履きものではありません。
なぜ長靴は足に良くないの?
長靴はその形状上、靴の中で足が動きやすく、自然と歩いていてすり足のようになってしまいます。
そのため、足首が固くなりやすく、躓きやすくなったり、疲れやすくなったりしてしまいます。
もちろん、1日、1時間履いただけで急に筋肉バランスが悪くなるというということはないので、長靴や冬長靴は『特に寒い日』『雨の日』『雪が積もってしまった日』などに履くようにすれば問題ありません。
ですが、雨の日が1日くらい続くだけの地方とは異なり、寒い地域の場合「今日も寒い」「今日も寒いから」「明日も寒そう……」と毎日のように冬長靴を子どもに履かせてしまうケースも少なくありません。
残念ながら、靴によって、足の筋肉の使う場所が変わってしまうため、長靴ばかり履かせないよう、『長靴は雨雪専用』と意識して使わせるようにしましょう!!
こんな風になるまで、雪の中でも遊ばせてあげたいところですよね!!(笑)
次回は……?
次回は足育にお勧めの長靴についてお伝えします。
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