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『足裏スタンプ』『足の体操』『靴の交換タイミング』それそれぞれ大切な園での足育
前回紹介した園での足育、『歩行量の確保』『正しい靴と履き方』『測定』は基本中の基本のこと。
このほかに、園ならではの足育の取り組みについて今回もお伝えしていきたいと思います。
『足裏スタンプ』とはなんぞや?
足裏のスタンプと聞くと、生後間もない子どもの手や足にインクを付けて、色紙などにスタンプするあの記念の行事を思い浮かべるかもしれません。
ですが足育を取り入れている幼稚園・保育園・こども園での足裏スタンプは、記念とはちょっと違います。
足裏スタンプとは、フットプリント(Footprint)とも呼ばれ、子どもの足の成長や状態を把握するために行います。
足育を取り入れている園では基本的に年に2回、足裏スタンプを行うことによって、土踏まずが形成されているか、足がしっかりと成長しているか、浮いている指はないかなどを確認することができます。
こうすることによって、「あ、ちょっと土踏まずの状態が良くないな」と思えば、歩行量を増やしてみたり、「親指がスタンプされていない=浮指状態になっている」ということが分かれば、靴の見直しなどをすることができます。
できれば足は幅が太くしっかりしている状態の方が良いとされています。
年に2回の足裏スタンプで、そうした良い状態の足へとつなげるための確認ができることは、とても良いことなのです。
因みに、足育に詳しくなってくると、足裏のスタンプを見ただけで、「この子は足の速い子だ」とか「この子は歩くと疲れやすい子だ」といったことまで如実にわかるようになるのです!!
『毎朝の足指体操』が体をほぐす
朝ラジオ体操をしていた大人は……今では少ないかもしれませんね。
早くに起きて、全身を動かすのはちょっと億劫かもしれませんが、足の指の体操だったら……とても簡単で毎日続けられるのではないでしょうか。
そんな足指体操ですが、足育を取り入れている園では、毎朝足指をぐ~っと反らせたり、グルグルと回してみたりといった足指体操を行っています。
この足指体操、効果は抜群で、足指体操をやる前とやった後では、9割の子が足指体操後の競争で足が速くなったりするのです!!
靴の交換タイミング……把握していますか?
半年に一度は交換するとベストな子どもの靴。
それは、子どもの成長に合わせたタイミングなのですが、忙しい毎日を送る親御さんにとって、うっかりすると見過ごしてしまうようなことかもしれません。
ですが、足裏のスタンプを年に2回、つまり半年に1度取っている幼稚園・保育園の先生たちはそうした足の状態が良くわかるため、「あ、〇〇ちゃんは指先が靴に当たり始めているな」等といったことがわかりやすく、親御さんに靴の交換タイミングを促すことができます。
幼稚園・保育園の先生に教えてもらうことによって、「つま先が痛い」「靴がキツイ」などといった明確な訴えがしにくい子どもの靴の交換タイミングを把握しやすくなり、親御さんも忙しい中でも新しい靴を購入する時期がわかりやすくて助かるという声もあるのです。
次回の園で行う足育の内容紹介は……?
さて、2回にわたってお伝えしていった、幼稚園・保育園・こども園での足育の内容ですが、次回はこうした取り組みを行うために、先生方が行っていることについてお伝えしていきたいと思います。
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