目次
「靴を脱ぎたがる」「座れない」「疲れやすい……」その悩み足に原因アリ!?
園での多いお悩みを足育という観点から見る、最後の回は
- 靴を脱ぎたがる
- 座れない
- 疲れやすい
といった、一見足に関係があるのかわかりにくいものについて。
園での多い足育にまつわる悩み、第一回・第二回と合わせてご覧ください!!
⑦靴を脱ぎたがる
「靴を脱ぎたがる?」と疑問に思う方も多いかと思いますが、靴を脱ぎたがるというのは、外遊びをしているのに靴を脱いでしまったり、事あるごとに靴を置いていってしまう行動のことを指します。
これは、靴が自分の足にあっておらず、気持ちが悪くストレスを感じている証拠。
たまに、新幹線や特急電車などで革靴を脱いで座っているオジサンサラリーマン等がいますが、これも同じようにストレスを感じている証拠(苦笑)
固い革靴で足が窮屈になっていたり、蒸れて気持ち悪かったり、疲れてしまうようだと大人でも靴を脱ぎたくなるので、子どもはなおさら。
本来はそうなる前にしっかりと合った靴を選ぶことが大切なのですが、靴を脱ぎたがるようになったら、すぐに靴の見直しをしてみましょう。
⑧座れない
座れないというのは、じっとしていられないというわけではなく、姿勢よくちゃんと座れないということ。
実は、今どきの子どもは『和式トイレ』に座ることができないことが増えているといいます。
これは、足首が固くて和式トイレの、あのかがんだ座り方ができないから。
足首が固いというのは、足を正しく使って歩いたり、走ったりしていないため、通常使われるはずの筋肉があまり使われておらず、必要な筋肉が固くなってしまっていると考えられます。
ペタン……というお姫様座りや、横に足を向ける横座りなどは骨盤をゆがませるNGな座り方ですが、あぐらや正座、また、まだまだ日本に残る和式トイレに遭遇した場合に「座れない」なんてことのないよう、日ごろから足をしっかりと使っておくようにしましょう。
⑨疲れやすい
少し歩いては「疲れた」「抱っこ」と言うお子さん、とても多いですよね。
お母さんは下のお子さんを抱っこしていたり、荷物を抱えていたりして「歩いてよ~」となるかもしれませんが、それ、実は靴の問題の可能性が高いです。
合わない靴を履いてる場合、本来かかとから着地してつま先で蹴り出し、ふくらはぎの筋肉を使って歩かないといけないのに、合わない靴で本能的にバランスを取って歩いているため、すり足になって歩いてしまったりするのです。
大人でもハイヒールや固い革靴で歩けば足はすぐに疲れてしまいます。
子どもが疲れた……というからには、原因が何かしらある可能性が高いので、頭ごなしに「この子は体力がなくて……」「すぐに抱っこをせがむ甘えん坊」と決めつけずに、まず足のことを見てみるとよいでしょう。
幼少期の悩みは足育で解決できることも多い
3回にわたり、9個の園での多い悩みをお伝えしてきましたが、意外や意外。
幼児期の問題は、足育で解決できることが多いことも事実。
もちろん、すべての問題を解決できる魔法の教育、というわけではありませんが、こうした幼児期のトラブルを減らし、より良い、毎日を送るためにも園での足育というのは必要なのではないかと私たちは考えています。
次回からは、幼稚園・保育園・こども園でどのような足育を行っているのかをお伝えしていきたいと思います。
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