【足育とスポーツ】『靴感の良さ』は幼少期に作られる【親子で納得足育知識】

ダンスする子

親子で知りたい足育の知識:幼少期からの足育で『靴感』を身に付ければ生涯にわたって役に立つ

「運動ができる子は子どものころから運動をしているケースが多い」

これは今も昔も言われていることですが、これは「子どもの頃に運動をしていたから運動神経が発達した」というわけではないのです。

子どもの頃に運動をすることによって、足の筋力が向上し、足の感覚やバランス感覚、また、足自体の発育も良くなり、土台となる部分がしっかりと作られるから。

前回の記事に書いた、足育先生の元に訪れてくれたバドミントン全国大会3位の小学生は、まさにこの理論を体現してくれていました。

今回は、ここにさらに付け加えて「幼少期から靴感覚をしっかり身に付けた子は、さらに運動能力が向上するケースが多い」ということをお伝えしたいと思います。

ダンス日本一の高校生が身に付けていた靴感覚

ダンス

足育先生の元にはスポーツをやっている子が良く来るのですが、中でも印象的だったのは、ダンスのとある部門で日本一になった高校一年生の子。

もちろんその子も小さなうちから運動をしていたのですが、まず足の専門家から見て、土踏まずがしっかりできていて、足指の変形が一切ない、滅多に見ない理想的な足をしていました。

通常、多くの人は小指くらいは曲がっている(寝指や内反小趾)ことが多いのですが、それすらない。

指が真ん丸で大きく、爪も大きく、踏み込みでしっかりと力が出せる形の足でした。

そのため、裸足での安定感がすごく、何一つ「こうした方がいいよ」というアドバイスのいらない足でした。

そして、なにより驚いたのが専門家から見ても「ピッタリ!!」という自分に適した靴をチョイスしていたこと。

子どもの時からダンスをしていたことに加え、親御さんが足に良い靴(その子どもに適した靴)をチョイスしていたことから、靴感覚がしっかりと身についており、「この靴は自分に合う」「これは少しキツイ・緩い」といったことを感覚的にわかるため、足に合わない靴を無理矢理履くようなことをしないのです。

もちろん、しっかりとした靴の履き方や紐で締めるということもでき、ある意味、この子の靴選びの感覚は一生ものの宝物になったのです。

一方で運動だけはしていたけど……というケースも

しょんぼり

一方で残念なこともありました。

このダンスで日本1位になった子の妹さんですが、彼女もダンスをしていました。

もちろん、全国大会にまで行けるレベルの子だったのですが、12位くらいとちょっとお姉さんには及ばず……。

その原因と言うのが……軽度の外反母趾だったから。

お姉さんはこんなに靴感覚が優れているのになぜかな……とお母さんに聞いてみたところ、妹さんの靴はお姉さんのおさがりの靴を使っていたということが判明。

例え兄弟姉妹であっても、靴の横幅や年齢によるサイズなどは千差万別。

また、お姉ちゃんの靴のクセの付いたお古では、どうしても合わなくなるのは当然のことでしょう。

それによって、足が変形してしまって、酷くはなくても外反母趾になってしまい、それがバランス感覚やパフォーマンスに影響してしまった……という残念なケースもあったのです。

子どものころに、お古の靴を履かされてしまった……という場合ではなくとも、運動はしていたけど靴はそこまで重視しなかった子どものケースでも、成長するにつれだんだんと外反母趾が悪化していき、ダンスをすると足が痛くなってしまうようになったということもあります。

足は外反母趾でも頑張って体を支えてくれています。

運動をするだけではいつか故障(成長痛や関節痛等)が出てしまうこともあります。

そうなった場合は、まず自分の足元を見直し、専門家に相談するなどをして正しい靴をチョイスするようにしてみましょう。

まとめ

  • 運動をたださせるだけではだめ! しっかりとした靴選びも重要に
  • 子どものころに身に付けた靴感覚は大人になっても役立つ宝物
  • 兄弟姉妹であっても靴のおさがりはNG! その子に合った靴を選びましょう
  • 成長痛などの問題を感じたらまず足元をチェックしましょう
  • 足トラブルが出てしまっても運動を諦めず、専門家に相談してみましょう

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