親子で知りたい足育の知識:成長過程の脚の変化を知っておこう
人間は生まれてハイハイから両手を大きく開いて歩けるようになり、段々と真っ直ぐに歩けるようになってくるのですが、その過程でO脚気味だったところから、3歳くらいでX脚となっていきます。
これはもちろん自然現象(生理的現象)なため、あまり心配することはないのですが(但し、極度のX脚になっている場合は何らかの障害がある可能性があるため病院で相談することをオススメします)、X脚になることによって、少々困った問題が発生することがあります。
今回はそんな問題についてお伝えしたいと思います。
X脚は転びやすい!?
X脚になることによって一番生じやすい問題は、脚が内股になることによって転びやすくなる、ということです。
脚が自分の中心に向かって向いているため、自分の脚で自分の脚を引っかけやすくなってしまうということは恐らく想像に易いことでしょう。
もちろん、子どもの柔らかい脚でも内股になることで転びやすくなってしまうのですが、そこで更に転びやすくなることを解消しようと子どもは余計なことをしてしまいがちなのですが、余計なこととは――。
子どもの逆履きを防ごう
子どもというのは不思議なもので、X脚になって転びやすくなってくると、誰に言われたわけでもなく「靴を左右逆に履いたら転びにくくなる」ということを本能的に気がついて、実践してしまう傾向にあります。
※これは逆履きをしてしまっているケース※
ですので、この年頃の靴の逆履きというのがとても増えるのですが、これをしてしまうと当然足の変形が起こります。
この年頃の靴の逆履きを防ぐために、しばしば幼稚園などでお母さんに、上履きにちゃんと履けると一つながりの絵になるものを描かせたりということもありますし、そうした左右逆に履かないように工夫を凝らした靴もたくさん売っています。
ですが、一番よいのは、その子の足に合った、しっかりと締められる靴を履かせること。
そうすると、X脚になっていたとしても躓(つまづ)かないで歩けるようになりますので、子どもが左右逆に履こうとしなくなるのです。
しっかりと合った靴を履けていると、6~7歳になるころには脚も真っ直ぐになり、綺麗な歩行ができるようになるので、子どもが靴を左右逆に履いてしまう……というお悩みの親御さんは、一度、靴の見直しをしてみることをおすすめします。
因みに……X脚が直らない子の特徴として、『お姫様座り(W座り)』をしてしまっていることが指摘されています。
座るときはしっかり床に足をつけた状態で椅子に座るか、あぐらをかいて座るようにしましょう♪
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