【0歳からの足育!?】足も顎も狭くなっているのに靴の幅は広いままの問題【親子で納得足育知識】

三世代

親子で知りたい足育の知識:生涯にわたって自分の足に合った靴が履けるようになるには……

「今時の若者は……」

約5000年以上も昔の、古代エジプトの遺跡から「最近の若者はなっていない。私が若い頃は……」と愚痴のような象形文字が見つかったという話は、ちょっと有名ですよね。

今も昔も、たった30年、40年の間に人間の生活環境というものは変化していき、ジェネレーションギャップというものは生じていくものなのですが、変化は環境だけではありません。

現代の子どもは栄養状態が良くなったため、背が高く、体の発達も早熟だと言われていますが、また逆に、運動する機会の大幅な減少から手や脚がすらっと細くなり、そして顎(あご)も足の幅も細くなってきたと言われています。

顎が細くなるのは、固い物を食べる機会が減ったからということもあるのですが、同時に足の幅も、運動量の減少などによって非常に細くなっています。

もちろん、ダーウィンの進化論……とまでは言わないとしても、キリンの首が高いところの葉っぱを食べるようになって段々と伸びていったように、昔は甲高幅広だった日本人の足が、こうして細くなっていくのも人間の進化の過程の一つなのかもしれません。

何世代も進む内に、遺伝的に手足が細く、顎も細い人間が生まれるようになって来ているのかもしれません。

ですので、細くなっていくことは仕方ないことなのかもしれませんが……。

幅の選択肢の少ない日本の子どもの靴

サイズ計測

『ヨーロッパの靴は日本の靴よりもスリムである』ということは、以前の記事で何度もお伝えしたことですが、もちろん、全ての靴がスリムという訳ではありません。

ヨーロッパにはWMS規格という、靴のサイズを「W=幅広」「M=普通幅」「S=細幅」の3つの種類から選べるよう考えられたWMS協会というものが存在するほど、靴の靴のサイズに細かな配慮をする文化があります。

この幅の選択肢はファーストシューズの時から選べるようになっており、自分の子どもの足によりフィットしたものを選ぶことができるのですが、一方で、日本では特に子どもの靴は横幅のサイズに関しては、あまり細かな設定がされていません。

一応、大人物の革靴などになるとEや3E、もしくはワイドなど選べる靴も出てくるようになるのですが、意外とスポーツシューズなどでも横幅が選べる物も少なかったりして、自分の理想的な靴でサイズを選ぶのではなく、自分のサイズにあったメーカーを探す羽目になってしまうこともしばしば。

それが子どもの靴、ましてやファーストシューズになるとなおさら統一的なサイズしか存在しなくなってくるため、初めての靴から、自分の足に合わない靴を履かせられてしまうことも多くあるのです。

それを防ぐため、足育に力を入れている靴のやまごんでは、ドイツから多様なサイズの靴を仕入れ、ファーストシューズの段階から、その子に合った靴を提供できるようにしているのです。

生涯にわたって自分の足に合う靴が判る人間にさせるために

未来の靴

足育は1歳から歩行量を多く取ることをおすすめしていますが、3歳まではまず靴感覚を育てていくことを優先としています。

自分に合っている靴を履くこと。
それによって靴感覚を身につければ、三つ子の魂百までの通り、生涯にわたって、自分に合う靴、合わない靴が履いた時点で判るようになります。

そうすると、幼少期の時点で合わない靴を履いたら「気持ち悪い」と訴えることができますので、合わない靴によって足が変形するようなこともなく、大人になってからも無理に細い靴、幅の合わない靴などを履いて過ごすようなことも減る……そう、私たちは考えています。

芸術家であり建築家であり、世紀の大天才レオナルド・ダ・ヴィンチは、「足は人間工学上、最大の傑作であり、そしてまた最高の芸術作品である」と言っています。

その足を生涯にわたって大切にするためにも、現代の細くなった足似合わせて『靴の幅』も考慮して靴選びをするようにしましょう。

 

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