親子で知りたい足育の知識:赤ちゃんの脚や歩き方は成長するにつれて変わっていく!?
初めての子ども。
核家族化が進み、自分の子どもの成長が果たして問題ないのかどうか、他の子どもと同じような歩みをしているのかどうかなど、新米ママ・パパにとっては不安の種でしょう。
もちろん、それは第二子、第三子であっても子どもの成長への不安は尽きるものではありません。
そんな不安を少しでも解消できるよう、今回は『子どもの脚や歩き方は変化していく』ということをお伝えしたいと思います。
成長するにつれ変わる歩行
寝たままだった赤ちゃんがハイハイをするようになります。
この時点でまず1つめの変化とも言えるのですが、その後立ち上がって、尻餅をつきながら歩くようになり、ファーストシューズを履くようになります。
その時点での歩き方は恐らく、両手を広げて、体全体でバランスを大きく取るような形で歩いているでしょう。
この脇を大きく広げた歩き方を『ハイガード』といい、歩行の仕方を体が覚えていくにつれ、脇を少し閉じて歩く『ミドルガード』へと変わっていきます。
※ハイガードの例※
※ミドルガードの例※
そして、完全に歩けるようになると、私たち大人と同じ、脇を閉じた状態で歩く『ローガード』と呼ばれる状態になるのです。
※ローガードの例※
要するに、手を使って全身でバランスをとることなく歩けるようになるまで、体を広げて歩くのですが、同じく、脚も『ローガード』の状態になるまで、赤ちゃんは広げて歩きます。
この脚の開き方を『歩隔』というのですが、脚の前後の幅を歩幅。脚の左右の開き幅を『歩隔』と言います。
その歩隔の幅が歩きたての赤ちゃんほど広く、これも歩行が安定するにつれて、狭まっていきますので、自分の子どもが脚を開くようにして歩いていたとしても、それが小さい内ならまだまだ心配しないでも大丈夫です。
成長するにつれ変わる脚
歩く際に両手を大きく広げていたのが、脇を閉じて歩けるようになったり、歩隔が変化していったりと、子どもの歩き方は成長に連れ段々と変わっていきます。
それと同じく、脚の形状も少しずつ変化していくと言われており、赤ちゃんによってはO脚であることも多いです。
O脚の場合、左右に揺れるように歩くため、歩行がしっかりして、脚が真っ直ぐになるにつれ左右に揺れなくなっていく……とされていました。
ですが、最新の研究だと赤ちゃんの頃でも、ビタミンD不足から起こる『くる病』の可能性があるためO脚ではないほうが良いと言われていますし、時代によってこうした研究の話は変わってくるため、とても難しい部分があります。
ですので、自分の子どもが問題のない範囲のO脚であるか、そもそもO脚ではないか、問題はないかなど、不安になった場合は脚の専門家に聞いてみるのが一番近道かと思います。
仮に極端なO脚出会った場合は、速やかに病院へ行くことをおすすめしますし、ある程度許容範囲のO脚だった場合は、合っている靴を履くことで揺れずに歩けるようになり、それに伴い、脚も真っ直ぐに成長していけます。
そこから3歳くらいになると、今度はX脚になることがありますが、これは生理的現象で成長に伴うものですので、合った靴を履かせて、歩行量を確保してあげるとそのうち再び真っ直ぐな脚になっていくでしょう。
なにか不安になった場合は、脚の専門家と気軽に話せる。
そんな知識があるだけでも、不安な育児から少し重荷が取り除けるのではないでしょうか。
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