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親子で知りたい足育の知識:歩き始めた赤ちゃんへファーストシューズの知識を
ハイハイから立てるようになって、尻餅をつきつつ、歩けるようになった赤ちゃんへ履かせてあげるファーストシューズ。
大体10歩歩けるようになったら、専門家オススメのファーストシューズを履かせてあげるのがベストですが、ではそもそも、理想的なファーストシューズとは、どのようなものでしょうか?
今回は、ファーストシューズの理想的な形から、履かせ方までお伝えします。
ファーストシューズはミドルカット&薄底
以前お伝えした、『理想的なファーストシューズとハイハイ』の関係で紹介したかと思いますが、ファーストシューズはグニャグニャと頼りない赤ちゃんの足を固定させるためにも、ミドルカットの靴がオススメ。
※ファーストシューズ※
※ローカットシューズ※
写真は、ファーストシューズにオススメのミドルカットの靴と、生後1年半以降、つまり歩けるようになって、大体半年くらい経った後に歩行が安定していればおすすめできる、ローカットの靴です。
ローカットに比べてミドルカットの靴は足首を支えられるようにカットが長くなっているのですが、もう一カ所、比べてみると違いを感じる部分があるかと思います。
では、比較しやすいように、同じくファーストシューズとミドルカットのシューズで比べてみましょう。
右はミドルカットの靴ですが、歩けるようになって半年後向きの、サードシューズなのですが、靴底の厚さがファーストシューズに比べて大分厚くなっていると思いませんか?
そうなんです、ファーストシューズはミドルカットであることと同じくらい、靴の底が薄く、足の裏の感覚を学ばせることができることも大切なことなんです。
これは、歩けるようになったら歩行量が必要となりますので、クッション性があったほうがよいのですが、赤ちゃんの内は足裏の感覚を発達させること、二足歩行で立った際に足の裏に地面があるということをしっかりと伝えられるように、靴底が薄いほうが良いのです。
ダブルマジックも大切
そして、どの靴も見てわかるとおり、ダブルマジックですよね?
これは、足の甲から足首にかけて、一番揺らぎやすい部分をしっっかり固定してくれる大切なアイテム。
これがないタイプの靴……例えば全部ゴムのような素材の脱ぎ履きしやすいシューズや、靴下のようなシューズですと、本来靴で支えられるべき足首などがグラグラしてしまい、歩行感覚が身につかないばかりか、歪んだ歩き方を覚えてしまうかもしれません。
足育先進国のドイツなどでは、ファーストシューズから紐で、しっかりと固定していきます。
もちろん、日本の場合欧米諸国と異なり一度靴を履いたらそのまま……という訳にもいかず、家に上がるときはもちろん、ベビーカーに乗せるときや、抱っこして電車に乗るときなど靴を脱がなくてはいけないため、少々難しい部分があります。
当然、土足文化ではないお陰で、衛生的環境を得ているところもありますので、間をとって、ぜひダブルマジックの靴を選んであげることをオススメします。
ファーストシューズから『かかとトントンギュ』
足首をしっかりと支えてあげられる形のファーストシューズを選んだら、次は履かせ方。
これは足育をしっかりと気にしているお父さんお母さんならご存じかもしれませんが、ちゃんとした靴の履き方は『かかとトントン ギュ』。
靴を履かせたら、親御さんの手でかかとをトントンとしてあげて、かかとと靴のかかとをフィットさせたら、今度はマジックをギュッと締めて靴を履かせてあげましょう。
「まだ小さい赤ちゃんなのに『かかとトントン ギュ』をやらないといけないんですか!?」と驚かれる事もあるのですが、小さくても足は足、靴は靴。
歩行が始まっているなら、それはもう「歩く」ということに向かって体が変化しているところなのです。
しっかりと靴選びをしてあげて、しっかりと靴を正しく履かせてあげるようにしましょう。
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