親子で知りたい足育の知識:ウオノメやタコってなんでできるの?
いた~いウオノメや、カッチカチに皮膚が固まった(角質ができた)タコ。
まだ小さな子どものうちは体験したことのある子のほうが少ないかと思いますが、大人になると一生の間に1回くらいは経験したことはあるかもしれません。
特にスポーツをしていたり、ハイヒールやビジネスシューズなどを日常的に履く人は、タコからウオノメに発展して、痛くて何らかの処置をした経験がある人も多くいるのではないでしょうか。
そんなウオノメやタコって……何でできてしまうのでしょうか?
刺激が一番の悪因だった!?
まず、タコができてしまう原因って何だと思いますか?
一言でいうと……『摩擦』が原因です。
靴の中で足がズルズルと動いてしまうと、熱や摩擦が生まれてしまいます。
そうすると、体が自分を守るために皮膚を固くしようとします、それが『角質』というもの。
つまり防御反応なんですね。
なので、タコができている場所は一番摩擦が起きてストレスがかかっている場所なのです。
そして、すでに皮膚が「ここに必要以上の刺激が加わってますよ」と教えているにも関わらず、どんどん摩擦を繰り返していると、あの痛い『ウオノメ』になってしまうんです。
※ひどいと水ぶくれになってしまうことも※
ウオノメが痛い理由
ウオノメは、中心に魚の目のような角質の芯ができていることからそう呼ばれていますが、医学的には『鶏眼』と呼ばれています。
一定以上の刺激が続き、角質がどんどん米粒のように厚く芯化していき、真皮に向かってくさび上に食い込んでいくので、痛くなってしまうのです。
そうなってくると、足の裏が痛くなってしまうので、本来踏まないといけない場所に力を入れることができないため、歩行にも支障が出てきてしまいます。
そして、膝や腰、股関節に負担がかかり、悪くなってしまうのです。
子どもの間は、皮膚も柔らかく、体重も軽いためウオノメにまで行くことはあまりないのですが、タコができるような状態であったら……すぐに、靴や歩行の見直しをするようにしましょう!!
子どもの場合は角質でタコになっているというよりも、合わない靴などで足と靴で摩擦が起こり、ガサガサになってしまっているケースがほとんどなのです。
なにが悪くて、子どもの足に問題が出ているかわからない場合は、足育先生のような靴の専門家のいる靴屋さんなどに相談したり、オンラインで足の相談をしてみると良いでしょう。
ウオノメやタコに悩まされない習慣を作るために
マジックでしっかり止められる靴を選ぶ
足にあった靴を選ぶ
正しい靴の履き方を覚える
足裏マッサージをする
こうしたことは小さな時からの習慣づけが大切です。
大人になってタコやウオノメになって、膝や腰を痛めないようにするためにも、ぜひ、今から一緒に足育をおこなうようにしてみましょう。