6歳までに足育ができていなくても手遅れじゃない!?

足育の時期

土踏まずは6歳までにできる。

そうお伝えしたり、3~6歳が足育にとって最も大切な期間であるという事をお伝えしているため、「じゃあ、うちの子はもう小学生だから手遅れなのね……」と思っていらっしゃる方もいるかもしれません。

大丈夫です!!

確かに、6歳までに正しい靴を履いて、たくさん運動できた子の方が自然と早く土踏まずが形成されて、良い状態で足の基礎が出来上がるのですが、小学校1年生になってしまったから手遅れという事ではありません。

6歳を過ぎてもどうにかできる方法をこれからお伝えします!!

足育は骨が固まる10才までが勝負

6才で下の写真のような、土踏まずがない状態のフットプリントのお子さんがいました。

土踏まずがない
フットプリントは足の状態がよくわかります

これを見れば一目瞭然、土踏まずが無いことがわかりますよね?

6才で一生の足の基礎ができるはずが、このフットプリントのお子さんは全くできていない状態です。

良い状態の足は全体の2分の1程度

子ども
外遊びする子どもよりこうした子どもを見る機会の方が多い現代

車社会が進み、さらにはテレビゲームやインターネットの普及、さらには『危ないから』『うるさいから』という理由で公園がどんどん閉鎖されていき、子どもの運動量は圧倒的に少なくなってしまいました。

そのため、小学校に上がった子どもで、しっかりと足が出来上がっている(足育ができている)子どもは2人に1人、つまり2分の1程度になってきてしまっていると言われています。

ですが、そのような子どもたちでも小学校卒業くらいまでの年齢でしたら、土踏まずを形成し、疲れにくい、良い状態の足にすることもできるのです。

しかし、諦めないでください!!

6才までに足の基礎ができていない場合、骨がしっかりと固まる10才までを目標に足の基礎作りをしていけば、十分間に合うのです!!

小学校入学以降からでもできる足育方法

①インソールを入れる

インソール
インソール

小学校に入った時点で足育ができていない場合は、まずは『インソール』を使って、土踏まずを形成していくことをお勧めします。

この場合の『インソール』は、一般の量販店に売っているような、ただ単に靴の中敷きとして入れることを目的としたものではなく、「土踏まずを形成し、歩行を改善することを目的とした」しっかりとしたインソールを指します。

こうしたインソールは、義肢装具士のいる整形外科などの病院でも作ってもらえますし、土踏まずがない場合は保険が利く場合もあります。

足育先生
足育先生

もちろん、病院によってはできないこともありますので、要相談です。

また、足に詳しい靴屋さん、つまり健康靴の取り扱いのある靴屋さんでも相談ができます。

その場合は、分析できる設備や店員さんがいるような場所がよいのですが、全国チェーンの靴屋さんなどではまずやっていないことが多いので、少し探すのが大変かもしれません。

もちろん、靴のやまごんでは相談はもちろん、分析測定からインソールの販売も行っておりますので、お近くまで来れる方はお気軽にご相談ください。

②正しい靴を履く

インソールを入れる靴も、もちろんサイズの合った靴にしていただくことが大切。

足に合った靴なら疲れにくくもなり、運動量も上げられて一石二鳥、三鳥といいこと尽くしとなります。

もちろん、マジックをしっかりと絞めて、より靴が足を支えてあげられるようにしましょう。

③運動をさせる

インソールを入れた、正しい靴を履いたら、あとは運動をさせてあげるだけ。

できれば砂浜や坂道など、足の指を使わないと歩けないような場所で遊ばせてあげたりすると、自然と土踏まずを形成する筋肉が動き、大体3年位で土踏まずができていきます。

滑り台
子どもにとって運動が一番大切な仕事かもしれません

本当はダメかもしれませんが、滑り台を登っていく運動も実はよい運動だったり……(こっそり)

諦めない、けれども早めに対処

「足育をせずに6歳を超えてしまった……」

「うちの子には土踏まずがない……」

そうであったとしても、まだまだ手遅れではありません!!

ですが、足の成長が止まる15歳を過ぎてしまうと、その後はずっとインソールを靴に入れて正しい歩行の補助をしていかなくてはいけなくなったり、扁平足のままだったり……という可能性が高くなってしまいます。

そうならないためにも、小学生の内にインソールをうまく利用して、足育をしていくようにしましょう!

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