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子どもの理想的な靴は紐よりも「マジック」2本絞めが良かった!?
【靴で変わる運動能力シリーズ】最後の重要ポイントは、靴のデザインにも含まれるところ。
「靴を締める部分」のお話になります。
- かかとをしっかりとしたカウンターで支える。
- そのカウンターを活かし、足が中で滑らないように履き口は、指が1本も入らないくらい狭く。
- サイズを決める際の目安は、足の一番長い指の先から靴のつま先までは1センチの隙間があること。
大人の小指1本が目安となるでしょう。
ここまで良い靴を選んで来たら、最後はあと一つ。
マジックを締めた状態で指が一本も入らない靴を選ぶことです!!
紐よりマジックがおすすめの理由
子どもの靴の場合、学校の上履きのように脱ぎ履きしやすい、紐もマジックテープもついていないものを選ぶ親御さんがいます。
確かに脱ぎ履きはしやすいのですが、これはNG。
足育に重要な靴の第2ポイントである、「履き口が狭いこと」に反してしまいます。
だったら、「紐で締められる靴」はどうなのかというと、確かにスポーツシューズなどは大半が紐で、スポーツ選手などが試合前、競争前にしっかりと靴ひもを締めているシーンがテレビで流れていることがあります。
ですが、この「靴の紐をしっかり引っ張り、絞めて、結ぶ」ということを、3歳、4歳、5歳、もしくは小学校低学年のお子様が確実にできますでしょうか?
自分が子どもの頃のことを考えてみても、ちょっと難しいですよね。
それを考えると「マジックテープで締めるタイプの靴」が、小さく非力な子どもでもやりやすく、覚えやすいため、子どもの靴は「マジックテープ」で締める物のほうがおすすめなのです。
もちろん、小学校高学年以上になったら、紐で締める靴がよいでしょう。
マジックテープの理想の本数があった!?
子どもの靴についているマジックの本数を数えたことはありますか?
多くは太い物が1本だったり、紐+マジックだったりしますが、足育によい靴はマジックが2本!!
ダブルマジックと言い、ちょうど足の甲のところと、その先を止めてくれる形が理想です。
1本だと、足の甲の部分は止められるものの、その先の部分がないため、固定力には劣ってしまいます。
それが2本にすることで、足にしっかりと靴をフィットさせることができるのです。
また、もっともっと理想を言わせてもらうと、マジックの調整部分にリングが付いているものがベスト。
このようにリングで調整できると、マジックを子どもが上に引っ張るだけで靴の履き口をギュッと絞めることができ、しっかりと靴をフィットさせられるのです。
もちろん、1本しかない場合はマジック一本でも構いませんが、できればマジックは2本。
そして、マジックをリングで調整できるような靴を選ぶようにしましょう。
これで10位から3位くらいは足が速く!?
- かかとを支える部分(カウンター)が固い
- 履き口が狭い
- 指先からつま先まで(大人の)小指1本分の隙間がある
- マジックなどでしっかり締められる
この4つのポイントを抑えた靴は、子どもの足にとっても、足育にとっても最適な靴。
もちろん、靴のおかげで走りやすくなった子どもは走ることが楽しくなり、かけっこも、もしかしたらビリから3位くらいまで足が速くなってしまうかもしれません。
今回お伝えしてきた4つのポイントは足育のための、基本中の基本的な靴選びのお話。
これに「靴の素材」「靴底の種類」「履き方」など、細かな部分を見ていけるようになると、もしかしたら1位だって夢ではないでしょう。
【靴で変わる運動能力シリーズ】、次回からは応用編にて、さらに足育のために必要なお話をお伝えしていきます!!