ドイツ国際平和村への募金活動のご報告

[voice icon=”https://ashiiku.net/wp-content/uploads/2017/06/060201.png” name=”足育先生” type=”l”]こんにちは![/voice]

私が「足と靴の文化の国」ドイツへ足と靴について学び取材をしに行ってからもうすぐ1年が経ちます。

月日が経つのはあっという間ですね!

ドイツではなかなか見学や調査などには許可がないと入れない場所などがあるのですが、幼稚園の調査・町の子ども達の足と靴の調査、足と靴の国家資格マイスター学校の見学、装具の会社「シャイン社」の見学・紛争地区の保護団体「ドイツ国際平和村」の見学…たくさんの貴重な経験をし、私自身の足や靴の知識の幅が広がり、充実した時を過ごさせていただきました。

そして日本に帰ってきてからは、私が3年連載している「子育てフリーマガジンはっぴーママ」や「足育講演会」を通して、ドイツでの体験をみなさんに知っていただきたい想いで、お話してきました。

 

ご報告させていただきたいことがあります!

今年の1月1日より、足育先生のお店にて「ドイツ国際平和村」に、支援金の寄付のご協力を皆さんにお願いしてきましたが、この度たくさんの方のご厚意により支援金が集まりましたので、ドイツ国際平和村へ、ドイツ国際平和村への寄付金支援活動を行っている「カタログギフト社」様を通して送ってきました。

皆さん、ありがとうございました!

ドイツ国際平和村について

テレビや書籍などで紹介されたこともあるので知っている方も多いと思いますが、ドイツ国際平和村は世界の紛争地の子ども達を救うことを目的に、1967年に設立された活動団体です。

自国で十分な治療を受けられない、紛争地域の子どもの病気や怪我を、ドイツへ連れてきて治療し、治ったら母国へ帰す「援助飛行」という活動を行っています。
ドイツで半年〜2年半かけて、手術やリハビリを行い、子どもを母国に帰すプロジェクトだとのことでした。

子ども達の治療は、ドイツの病院が無償でやってくれるそうですが、それ以外の食事代、医療品代すべて平和村の活動は寄付金のみでまかなわれています。

紛争によって治安が悪化し、ケガや病気の子どもが集まってくるドイツ国際平和村では、物資が入ってこず、医療品が不足している況だそうです。

私がドイツ国際平和村を見学したときは、正直どんなところかよく知らない状態でした。
ドイツ国際平和村はとても穏やかな雰囲気で、子ども達はみんな、とても生き生きとしていて元気な様子でした。

ドイツ国際平和村の子ども達は、同じ境遇の友達がいるからなのかもしれませんが、ニコニコと笑い、和やかな様子がとても印象に残っています。
ですが、戦争によって傷つき、悲しく辛い思いをしているのもまた事実なのだと、感じました。

私は、遠く離れた国で戦争が起きていて、苦しい思いをしている子ども達がいる現実に触れる機会がないだけに、辛い思いを抱えながらも生き生きと笑顔でいる子ども達と接した時は、思わず胸が熱くなるような気持ちになりました。
ドイツ国際平和村はとても環境が良く、心温かいボランティアスタッフと、無償で手術してくれる環境が、子ども達には安心できるのだと思います。

さて、ドイツ国際平和村では様々なお話を聞く機会があったのですが、私がその中でも気になったのは……。

「予算が足りずに、新しい靴をなかなか優先的に買えないのが現状だ」とのお話を聞いたことです。

実際に靴を見させていただきましたが、子ども達の履いている靴や装具は、片足だけが極端に靴底が厚かったりと、子ども達一人一人の足に合わせて調整されています。

 

このような靴を履いている子ども達。

すべての子ども達が満足のいく靴を履けていない現状

この現象を知り、何も知らない子ども達が戦争の被害にあい、手術も出来ずに見守るしかなかった子ども達を完治させ、お父さん・お母さんの元に帰すこのプロジェクトに感銘を受け、私にも力になれることがあるのではないか? と考えました。

1人でも多くの子ども達が、足から元気になってもらいたいと願う気持ちがより一層強くなり、「子ども達に靴を送ってあげたい」「募金を募りたい」と思うようになったのです。

傾いた靴を履いている子どもは、足も傾いてしまいます
一人一人の足に合わせて、装具を作ってもらえたらと願っています。

ドイツ国際平和村へ訪問して以来、ぜひ日本の多くの皆さんに知っていただきたいという思いから募金を募りましたが、たくさんの方の温かいご厚意のおかげで、ドイツ国際平和村へ寄付金を送ることができました。

最後に

これからも、足育先生のお店では引き続き募金を募り、ドイツ国際平和村の子ども達を支援していきたいと思っております。
皆様のご厚意で集まった寄付金は、必ずご報告させていただきます。

 

皆様のご協力に感謝いたします。ありがとうございました!