「足の握力コンテスト」が開催されました!

「足の握力」を測ったことはありますか?

今年1月にとても楽しいイベントを行いました。
(足育先生のお店「靴のやまごん」の新潟西店限定イベント)

 

「足の握力」ってあまり聞いたことのない方が多いと思いますが、「手の握力」と同じ「足の握力」。つまり「足指」の「握る力」のことです。

そんな「足の握力を調べてみよう」とはじめたイベントは、足育先生のお店「靴のやまごん」の新潟西店で、1月4日から1月14日まで開催し、小さいお子様から大人まで、合計80名と、とても大勢ご参加いただきました。

このイベントのために、スタッフはポスターを作ったり、とても楽しく準備させていただきました!

足の握力コンテストの様子

さて、イベントが始まり、ご来店いただいた方に参加のお誘いをすると、聞き慣れない「足の握力」という言葉に、多くの方からご質問をいただきました。

でも、さすが、足に関心のある皆様ですね!
詳しくお話をすると、ほとんどの方が「もちろん参加します!」とヤル気満々に。

計測は親子でのご参加も多く、とても楽しいものになりました。

足の握力を測るには ・・・?

それでは、まず足の握力を測る機械をご紹介します。

足指筋力測定器Ⅱ
(竹井機器工業株式会社様)
ホームページはこちら→◆

この機械でわかることと測り方
足指の引っ張る力(足指牽引力)がわかります。(kg単位)
足指かけに足指を引っ掛けてひっぱることで、最大値を簡単に読み取ることができます。
トレーニングモードもあり、自由に設定可能な目標値に対し、足指筋力を6段階のレベルバーで表示することもできます。

今回は左右どちらも計測していただき、どちらか高い方の数値を記録します。

★お子様の計測のご様子

小さな足で頑張っています!!
すごいです!

★お母様も参戦!

お子様からの声援を受けて頑張ってます!

さて、足の握力がなぜ必要なのか足の握力とはいったい何なのか……と言ったことは、もう少し下の方で書くとして……。

この計測に参加された方の中には、計測本番の前に少し練習をしたいと、足の置く位置や指の掛け方を研究したり、今買ったばかりのサポーターソックスに履き替えてチャレンジする方もいて、足指についての意識の高さに私も嬉しく思いました。

このコンテストは部門ごとに成績を取りまとめ、上位3位の方へは、ささやかなプレゼントを用意致しました。
プレゼントをもらった参加者様も、とても喜んでおりました。

コンテストにご参加いただいた方、周りで応援してくださった方々、ご興味を持ってくださった皆様、大変ありがとうございました。

入賞された方は次の通りです。おめでとうございました!!

 

 

このようなコンテストは初めての開催でしたが、とても楽しいものになり、お客様にも喜んでいただけて本当に良かったです。

ですが、なぜ私がこのようなイベントをしようと思ったのか、おわかりいただけますでしょうか?

建物はどうやって立っているのか

イベントを開いた理由の話をする前に、ちょっと違う話をします。
建物がどうやって立っているか想像してみてください。

建物がしっかりと立つためには、しっかりした土台(基礎)が必要ですよね。
なぜかというと、土台(基礎)がやわらかいものでできていたり、ゆがんでいたりしたら、その土台(基礎)の上に乗っている建物は傾いたり、どこかがずれてきたりして立ち続けることができないからです。

 

もうひとつ、違う話をします。

逆立ちってしたことがありますか?
……したことのない人のほうが多いかもしれませんね。

ではちょっと想像で逆立ちをしてみましょう。
逆立ちをすると、次のイラストのような感じになりますね。

このように逆立ちをしようとする時、両手で全身を支えて逆立ちをしますが、その時、下の写真の①と②のどちらの手だと、しっかりとした逆立ちができると思いますか?

そうですね、②の方が指が開いており、支える面積が多くなるので、ぐらぐらしにくく、全身の体重をかけても安心できそうな気がしませんか?

逆立ちの時に、①番みたいに、手の5本の指が開かず全部がくっついていると、ちょっと不安定になってしまいそうですよね?

しかも、手の指が全部床についていなくて、床から浮いていたり、指がまっすぐ伸びていなく、曲がっていたりしたらどうでしょうか。

または、手の指に力がなくて体重を支えられなかったらどうでしょうか。

途端に、逆立ちが不安定になってしまうのがわかると思います。

体全体を支えている足

さて、これを足に置き換えてみましょう。

私たちは毎日、しっかりと足で立っています。
その足の指が、上の逆立ちの時の手の指と同じような状態だったらどうでしょうか。

足の5本の指が、開かずくっついている
足の指が床についていなくて浮いていたり、曲がっている
足の指に力がなくて体重を支えられない

このような状態では、立っている時、歩く時、体は安定して動けるでしょうか。

もう、おわかりになりますよね?

健康にバランスよく立ち、正しく歩くためには、まずは体をしっかり支えることのできる土台(足)が必要なのです。

足の握力があるということは、体を支える力があるということでもあり、歩くときも正しく歩くことができやすくなる、ということでもあるのです。

ただし、足の握力さえあればこれで土台はできあがり、ということではありません。しっかり支える土台があって、その上にバランスよく体が乗っている状態をいかに作り出せるかも、大事なのです。

※手の指の力さえあれば逆立ちがうまくできるかというとそうではなく、逆立ちをする技術や他の事情もあります。足指も同じで、足指の力があっても、猫背などで姿勢が悪いと体全体のバランスが良くないので、正しい立ち方、歩き方になりにくいです。

 

私がこのイベントを開催した理由は、イベントを通し、足指に関心を持っていただくことによって、

「日頃、足指を使ってしっかり歩けているかな?」
「そういえば、最近足育体操をしていなかったな。」
「思ったより足指の力がなかった!頑張って鍛えてみよう」

など、日常を振り返っていただく機会にしていただきたい、という思いがあったのです。

足の握力の鍛え方

では、足指の力をつけるためにはどうしたらよいのでしょうか。

色々な方法がありますが、お子様から大人まで今すぐできる「足育体操(足指トレーニング)」がおすすめです!!

足育体操(足指トレーニング)はこちら→◆

そのほか、足指の力を十分発揮できる靴で、たくさん歩いていただくことでも、鍛えられます。
5本の指がしっかり開いて踏ん張れる靴、かかとの支えがしっかりしたぐらぐらしない靴で、バランスよくたくさん歩いてくださいね。
ぜひ、足指を鍛えることと一緒に、みなさんの大切な体を守る靴のことも考えてみてください。

足元をしっかり整えることで、たくさん歩くことのできる足元が作られ、またそれが、生涯元気に歩ける体作りにつながることを願っています。

これからもこのような楽しいイベントを通して、大切な足の話を伝え続けたいと思います。


徐々にですが、足育活動にご賛同してくださる方が増えてきて、本当に嬉しく思います。

これからも、日本中、世界中の人々が元気に楽しく歩くことができるよう、足育の重要性を伝えて続けたいと思っています。
ぜひ、皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます。
足育講演会は無料でお受けしております。
(交通費のみご負担いただいております)