気づかないうちに子どもの足に様々な症状が隠れていたら…②「扁平足」編

近年では子どもの2人に1人が土ふまずのない「扁平足」だと言われています

「たかが扁平足…」と思っている人もいるのではないでしょうか?

土ふまずがない扁平足は「足育」にとっては大問題なんです!

今回はそんな扁平足のお話をしたいと思います。

「扁平足」とは…

立った状態で土踏まずに隙間のない状態と、親指側に体重が乗っていて足が内側に傾いている状態をいいます。また左足だけが扁平足という人も多いと言われています。

本来は土ふまずが全くない状態を「扁平足」といい扁平足ぎみの状態を「垂下足」と呼びます。今回はみなさんにわかりやすくお伝えするために、こちらではどちらも「扁平足」と表記いたします。

健康な足には欠かせない「土ふまず」

みなさんは「土ふまず」の大事な役割を知っていますか?

土ふまずは歩いたり走ったりする際に地面からの衝撃を吸収する重要な役目を果たしています。土ふまずがないとダイレクトに地面からの衝撃を吸収してしまうので体は疲れやすくなってしまいます。足裏のアーチ状にくぼんだ所を土ふまずといいますが、幼児期にたくさん足指を使ってしっかり歩いた子どもだけが「骨・靭帯・筋肉」を鍛えられることで7歳くらいまでに自然と形成されると言われています。

扁平足な子どもにみられる特徴としてあげられるのが「ネコ背・疲れやすい・パタパタと足音を立てて歩く・集中力低下・日中に眠くなる・メンタルが弱い・内また歩き・肩こりが出やすい・運動が嫌い、苦手」などです。

このことから扁平足が子どもの日常や成長に様々な影響を及ぼしていることに気づいていただけたでしょうか?もしかしたら運動が嫌いな原因や集中力がないのは土ふまずができていない扁平足かもしれません。

子どもの足に土ふまずはきちんとありますか?  子どもの足を見る前にご自身の足もぜひ観察してみてくださいね。

本来3歳から7歳の時期は運動量が増えることで足の筋肉が発達し足裏がアーチ状に上がり土ふまずが形成されます。さらにこの時期に足指を使ってしっかり歩くことで健康な足が作られるのです。しかし現代は家の中で遊ぶことが多く、幼稚園等でもバス通園や車の送迎が増えたために運動量が昔と比べて極端に減っていることが問題であると感じています。車社会なので普段から意識してたくさん歩いている子どもが少なく圧倒的な歩行不足により土ふまずが少ない状態の子どもが2人に1人となってきています。これらの現象は現代の子どもたちの社会問題になってると危機感を感じています。

また昔は無かったクロックサンダルのような足をしっかりと固定できない靴を幼児期から選び履いている子どもを多く見かけるようになってきました。実は幼児期に足がしっかり固定されていない靴を選び履くことは適切な時期に十分な足の筋力がつかず土ふまずが形成できない状態なので近年は土ふまずが形成できない子どもが増え続けているのです。

土ふまずが形成されていない扁平足の子どもは姿勢も悪くなりやすく、少しの運動でも周りが感じる以上に疲れを感じてしまうため、歩くことが億劫になり運動が嫌い、苦手といった悪循環を生み出してしまいます。扁平足の子どもは脳が酸素不足になりやすいので集中力が低下しやすく学力に影響することもあると言われています。また扁平足は捻挫や怪我をしやすく大人になってからの「ひざ痛・腰痛」の原因にもなってしまうのです。小学生までなら正しい靴選びと履き方をし長い目でみてキチンと原因を改善し対応すれば3年ほどで土ふまずが良い状態に変わります。しっかり土ふまずが形成された子どもは姿勢が良く足が速くなり集中力アップも期待できます。

また骨格遺伝というものがあるのをご存知ですか?お父さん・お母さんが扁平足の場合は子どもが骨格遺伝により扁平足になりやすいので同じ思いをさせないためにも真剣に取り組みましょう!

ここで簡単に土ふまずがあるかチェックできる方法をご紹介します

画像のように立った状態で子どもの足裏に指を入れてみてください。全く指が入らないようなら「扁平足」です。入れた指が第一関節くらいまで入れば土ふまずはできていると思われます。

第二関節まで指が入るとハイアーチ(甲高足)という良くない状態かもしれないので注意!

正しい靴の履き方をマスターしよう!

正しい靴の履き方をしっかりマスターすると土ふまずのある健康な足づくりができます。靴を履くときに「トントン、ギュー」と心の中で意識して履くうちに自然と身に付いていきますのでおすすめです。お父さん・お母さんが子どもが靴を履くときに「トントン、ギュー」と声かけを行うのも良いですよ。

正しい靴の選び方はこちらの記事をクリックして見てください。

必見!足育先生が教える「正しい靴の選び方と履き方」

2017.08.03

より土ふまずを改善させる方法として「足指トレーニング」をご紹介します

1日20回をお風呂あがりに行うのがおすすめです!ぜひ、家族みなさんで一緒にトライしてみてください。

扁平足についてお話しましたが、土ふまずの大切さを知っていただけたでしょうか?「足指トレーニング」をご紹介いたしましたが、もっとも大切なことは「歩くこと」です。正しく靴を選び正しく履いてたくさん歩いてください。近所をお散歩したり、公園で遊んだり…子どもと一緒にたくさん遊んで親子でコミュニケーションをとってくださいね。

土ふまずのある健康で元気な足になりますように!

正しい知識を持ち実践することで健康で元気な足を育ててください。将来子ども達が活躍する日を楽しみに「足育活動」を続けていきたいと思います。ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

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