下駄文化が邪魔している?悲鳴をあげている日本の子どもの足たち

現代人にとって「足=履物」です。

日本の足と靴文化はまだ未熟で、足や靴への関心が低いため正しい靴の選び方や履き方を知らない人がとても多いです。

皆さんは靴を選ぶ時に何を重視していますか? デザイン? 履きやすさ?

現代の日本では、靴は「装飾(衣料品)」の考えが強く足は1人1人違うという感覚がありません。多くの人たちが靴は装飾(衣料品)という認識なので靴選びに何が正しくて何がいけないのかを深く考えない人が多いように感じられます。
そもそも正しい靴の選び方や履き方を子どもの頃に親から教わったことがあるという人はほとんどいないのではないでしょうか?日本では足と靴を診る文化が残念ながら未熟です。

足指が変形しても気づかず、それが原因で何らかの異変が起きていることにも気づきません。欧米のように足と靴の知識を親が持ち、国と靴屋と医療の連携が取れた文化はまさに理想だと考えます。

そもそも日本では戦後になり靴を履く文化ができたため約70年ほどしか靴文化がありません。

靴の普及はあったのですが、当時は高価で買い求められるのは上流階級の人やお金持ちの人でした。戦時中、靴は配給制でしたが靴を履ける人もごく一部。下駄や草履が主流の時代にようやく一般の家庭に靴が普及され靴文化が出来上がったのは戦後だと言われています。ですが、靴の正しい知識(選び方・履き方)がなかった為に下駄文化の名残りが今でもあります。

例えば、靴に足を入れつま先トントンとする人を時々見かけますが、つま先をトントンとする行動はまさに下駄文化の名残りだと言われています。

 

靴の選び方と履き方を学べる場のない日本では土台(足)の変形が多く、姿勢や歩行が悪いため成長と発達が気になる子どもが多く見られます。下駄文化が影響し歩かない子ども達の弱い足を合わない靴が土台(足)に悪影響を与えているのです。

靴を購入する時、日本人の多くが良い靴の基準として「軽い・脱ぎ履きが楽で足がスっと入る・幅が広い・大きめの靴」など間違った認識をして選ぶ傾向がありますが、それこそが問題の1つだと言えます。

子どもの足の骨格は未完成で軟骨でグラグラして柔らかいので幼児期の靴選びが体の土台(足)を正しく成長させます。足を育てる時期として人生の中で一番大切なのが3~7歳です。この時期に正しく足育出来た子ども達が将来元気に活躍できると言われていますが、靴選びに子どもが主導権を持っていることが多いのが現状です。

子どもが好きなキャラクターやスっと履くために広い靴を選んでしまいがちで、まだまだ計測をしないで靴を選び購入していることが問題でもあります。

靴教育はどうでしょうか?まだまだ日本では国自体が足や靴に対する関心も低いように感じます。その一つとして挙げられるのが「指定靴」です。人は顔が1人1人違うように足も1人1人違います。指定靴は規則だからと足に合わなくても履かざるをえません。合わない靴を履き続けた子どもの足指は変形し体の歪みや姿勢などに大きな影響を与えてしまいます。

そして靴メーカー全てがサイズ規格がバラバラで、同じサイズでもずいぶんと大きさが違います。靴のサイズを選ぶ時に困惑したことがある方も多くいるのではないでしょうか?

靴を履くときに、かかとを踏んだりつま先をトントンとしたり手を使わないで履く子ども…そして大人でもこのようにして靴を履いている人を見かけます。身に覚えがあるかもしれない…と感じた方は今すぐ自分の靴選びや履き方が正しく出来ているかを見直しましょう!

このような足と靴文化で間違った靴を選んで履いている足は悲鳴をあげています。いま一度自分の足や子どもの足をしっかりと見て観察し、悲鳴をあげていないか耳を傾けてみましょう!

足育先生
足育のご相談ではこのようなトラブルでお見えになる方が多いです。
・冷え症 ・外反母趾 ・O脚 ・X脚 ・内反小趾 ・モートン ・腰痛 ・ひざ痛 ・股関節痛 ・ねんざ ・かかと痛 ・むくみ ・タコ、魚の目 ・扁平足 ・巻き爪 ・肩こり など…

まだ子どもだし、健康だから関係ない…と思っている方!

そんなことはありません!

大人になってからのトラブルへの対応も可能ですが、このような状態になってしまう前にできるだけ子どものうちに足を育てておくことが大切なのです。子どものうちから足にぴったりと合う靴を正しく選び履くことで足を育てより健やかな体づくりを進めることが出来ます。

冒頭でお話した、現代人にとって「足=履物」だということ。現代の日本は足や靴への関心が低く靴文化が未熟であるとお話しましたが、まずは、この履物選びを正しく行えるようになれることがとても重要だということを知っていただきたいと思っております。

間違った靴であげている「足の悲鳴」を取り除き、今後も正しい足の育て方をお伝えし多くの皆さんに足と靴への関心を持っていただきたい。将来、日本に足と靴文化がしっかりと根付き、親から子へ…そして子から子へ受け継がれていく、そんな明るい未来を作りたい!という想いで足育活動の重要性を引き続き伝えていきたいと思います。

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