子どものための夏のサンダル講座 選び方から購入おすすめシーズンまで

GW明け頃からガツンと増えてくるサンダル履き。

サンダルは足を保護する面積も少ない上に、安定性も悪いため、すり足になってしまったり、滑りやすく歩き方が悪くなってしまったりと、足育的にはあまり良い物ではありません。

ですが、高温多湿な日本では、夏場の足はどうしても蒸れがち。

蒸れによるストレスで、歩行量が減ったり、姿勢が悪くなったり……と、逆に足育にとって悪い環境になってしまうのです。

28度を越えたら、無理をせずサンダルを履いて、足元を涼しくするのがベスト。

とはいえ、もちろん長距離を歩く、毎日履かせるといったことはNG。

例えば……。

  • 海辺を歩いている間や、川で遊んでいる間だけにする。
  • 夏場のショッピングモールで、おしゃれをして歩きたい場合は、行き帰りは別の靴で行く……。
  • 特に暑い日だけはサンダルにする。

このような工夫を凝らすのがよいと思います。

さらに言うと、一言で『サンダル』といっても、比較的『足に良いサンダル』もありますので、今回は靴と足の専門家が『サンダルはいつ購入すると良いか』『足に良いサンダルとは』といった、サンダルについての全てをお伝えしたいと思います!!

サンダルが足に良くないのはなぜ?

樹脂サンダル
樹脂サンダルは特に滑りやすいのでNG💦

サンダルはその形状上、中敷の上で足が滑り動いてしまいます。
ですが、体は自然となんとか滑らないように足指を屈めて、脱げないように足指を緊張させるため、脱げずに歩くことができるのです。

そのため、筋肉の緊張は連鎖し、下半身から上半身へ、そして首から頭までも緊張状態にしてしまいます。

そうなると、姿勢が崩れ噛み合わせにも影響しますし、筋緊張は血流を悪くし冷えにも繋がります。

また、サンダルは足を全体的に包む靴と違い支える面積が狭いため、足が左右にぐらつきやすくなるため、サンダルを履いて歩くと、足がぐらつき、体がぐらつき……あらゆる関節にストレスがかかってしまうのです。

そのストレスが原因で、膝や腰、股関節、首、肩などにトラブルを引き起こし、姿勢にも影響がでることも多く、足育的には良くないとされているのです。

常夏の国などではサンダルがやはり多いのですが、常夏の国なのに女性に冷え性が多かったり、反り腰の方が多く腰痛持ちが多いという事もあります。

こうした問題については、『夏の不調は『サンダル』から来ているって本当!?』という記事でしっかりと書かせていただいているので、ぜひ、読んでみてください!!

足に良いサンダルとは?

足に良くないとはいえ、高温多湿な日本の夏を靴だけで過ごすというのも大変。

じつは、人間は、足の裏を含めた全身の皮膚には『常在細菌』というものがいます。

常在細菌は汗に含まれる糖質や脂質を栄養素として食べて、老廃物のような物を出すのですが、それがニオイの原因になります。

靴は洋服などに比べ通気性が良くないため、靴の中は他の部位よりも細菌が増殖しやすく、ニオイも出やすくなります。

特に子どもは、大人の1.5倍汗をかきやすいので、蒸れる日、暑い日はサンダルを履かせた方が良い事も。

そんなときにオススメなのが、かかとをとんとんギューができる、足元を支えられるサンダル。

かかとが固くて、バックバンドがあり、マジックで留められるサンダルがベストなのですが、足育先生のお店で扱っている『足育サマーシューズ』『足育サンダル』などがまさに、それです。

サマーシューズ
足育サマーシューズ
足育サンダル
足育サンダル

また、近くでこうした商品を取り扱っているお店がないよ……という場合は、足にフィットするマジックベルトが多数ついていて、足あたりの良い本革が敷いてあるので夏でも快適に足を支えられる『海外製のサンダル』がオススメ。

同サイズであっても『細い』『普通』『広め』と幅の選択肢があり、S・M・Lの3つのサイズの中でだけで選ぶよりも、より足に良い物を選ぶことができます。

足に良いサンダルは『かかとに芯があり、マジックで足の甲を締めることができる』というものですので、これを念頭に、よりよいサンダルを選ぶようにしてあげましょう。

サンダル選びの動画

購入時期もポイント!!

GW
4月下旬頃が狙い目かも

サンダルの形はとても大事なのですが、購入時期にも注目してもらいたい理由があります。

靴屋さんが靴を注文して在庫にする際、足に良い靴ほど積み込みしないため、早いうちに購入しないとサイズがなくなってしまいます。

ですので、7~8月に「暑くなったからサンダルを買いに行こう」と靴屋さんに行っても、大抵が大きいめ・小さめな靴のバーゲンセール中だったりして、丁度よいサイズの靴がないことが多いのです。

ということは、逆算して、サンダルを購入するなら5月GW前、遅くともGW中に靴屋さんに行けば、自分にぴったりのサイズを選べる確率が高くなるということです。

やまごんでも6月7月になると、サマーシューズもサンダルも品切れになってしまう事もあります。

ですので、暑くなってきたからと慌てて買うのではなく、サンダルは予め購入しておくようにしましょう。

足育先生
足育先生

とはいえ、できれば、足育サンダルでもお散歩程度にとどめておくようにしましょうね!!

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